午後0時。
席に着いたまま軽く食事をとる。

食べる物は相変わらずパンとワインだけのようだ。
パンが好きみたいだから、ジャムとバターを買って差し入れしてみようかな。
ワインも、もっといいのを飲ませてあげたいな、と思ってしまった。
15分ほどで食事を終わらせ、再び本を読み出すのかと思ったら、眠そうにあくびをした。

お腹が膨れたので、眠気を感じたのだろうか。
睡眠時間が少なくて心配してたけど、やっぱり無理してるのかな。
それにしても、まーくんのあくび、かわいい><
マーティンはそのまま俯いて、しばらく動かなかった。

「・・・ま、まさか殿下は居眠りしておられるのですか?」
Burdが信じられないような顔をしてマーティンを見ていた。
「起こしちゃだめよ。毎日朝早く起きて調べ物してるから疲れてるのよ。きゃーこっくりこっくりしてる~か~わ~い~い~」

「殿下の居眠りする姿を見て、そう思うのは貴公だけかと・・・」
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