午後0時。
席に着いたまま軽く食事をとる。

食べる物は相変わらずパンとワインだけのようだ。
パンが好きみたいだから、ジャムとバターを買って差し入れしてみようかな。
ワインも、もっといいのを飲ませてあげたいな、と思ってしまった。
15分ほどで食事を終わらせ、再び本を読み出すのかと思ったら、眠そうにあくびをした。

お腹が膨れたので、眠気を感じたのだろうか。
睡眠時間が少なくて心配してたけど、やっぱり無理してるのかな。
それにしても、まーくんのあくび、かわいい><
マーティンはそのまま俯いて、しばらく動かなかった。

「・・・ま、まさか殿下は居眠りしておられるのですか?」
Burdが信じられないような顔をしてマーティンを見ていた。
「起こしちゃだめよ。毎日朝早く起きて調べ物してるから疲れてるのよ。きゃーこっくりこっくりしてる~か~わ~い~い~」

「殿下の居眠りする姿を見て、そう思うのは貴公だけかと・・・」
[0回]
午後1時。
居眠りから目覚めたマーティンは席を立ち、別棟に行って調べ物を始めた。

「まーくん、何を調べてるの?」
私が尋ねると、マーティンは神妙な声で返事をした。
「非常に重要なことだ。これを今やっておかないと後で困る」
「ほう、OBLIVION GATEやDaedraに関することですかな?」
「ん?いや、そうではない・・・まあ、気にするな」
マーティンはいくつかの本を参考にしながらノートに何か書きこんでいたが、内容はわからなかった。
午後2時。
読書に没頭する。

マーティンのいつもの姿だ。
黙々と読み耽っていたが、急にハッと驚いた表情になり椅子から立ち上がった。

「あの音は・・・!」
「どうしたの?まーくん」

マーティンは慌てて扉に駆け寄った。
「雨が降って来たらしい。洗濯物を取り込まないと」
マーティンが外に出ようと扉に手を伸ばした時、Baurusがバスケットを抱えて外から戻ってきた。

「陛下、御安心を。洗濯物は濡れる前に私が取り込んでおきました」
「おお、Baurus!助かったぞ。雨が降ってきたことによく気が付いたな」
マーティンの顔がホッと安堵した表情になった。
「雨は洗濯物の敵ですからな。陛下の大事な洗濯物に何かあったら私も心が痛みます」

「Baurus、君にはいつも余計な気を使わせてしまって本当にすまないと思っている」
「陛下、私は陛下をお守りするブレードなのですから、このBaurusめは如何様な任務を任されようと一切苦にはなりません。どうぞお気になさらずお使い下さい」
「うむ、実に心強いことだ。頼りにしているぞ、Baurus」
カッコイイ会話を交し合う二人を横目に、私は様子を見ようと外へ出た。
「あら、雨になってる」

さっきまで晴れていたのに、空はどんよりとした雲に覆われ、雨がザアザアと降っていた。
「洗濯物が濡れなくてよかったわ」
「そんなことになったら殿下は酷く落ち込むでしょうな」
洗濯物が雨に濡れて暗くなってるマーティンの姿が容易に想像できてしまった。
午後4時。
黙々とマーティンは本を読んでいる。
私は向かいの椅子に座ってその姿を見つめていた。

「貴公、ニヤニヤしながら殿下に見惚れるのはみっともないですから止めなさい」
「ニヤニヤしてないわよ><」
「どうみてもニヤけてますが」
「ニヤけているんじゃなくて笑顔よ、笑顔!もう、失礼ね!」
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