「まーくん、とぼけないでよ><普通に喋ったぐらいで女の子がキャーキャー喜ぶわけないじゃない!!」

「何を言っているんだ、私はいつもの話し方で喋っているだけだぞ」
「だったらキャーキャー言われる度に嬉しそうな顔なんかしないで!わわわ私だって、まーくんの声好きなんだから!!」
感情が抑えきれなくて、言いたくもない言葉が口を吐いて出てくる。
「友よ、私は嬉しい顔もした憶えはないのだが・・・一体どうしたんだ、君らしくも無い。頼むから落ち着いてくれないか」
マーティンの顔を見ているとなぜかジンワリと目が潤んできて、私はあわてて顔を背けその場から離れた。

「なぜだ・・・私は怒らせるようなことはしていないぞ。何がそんなに気に入らないんだ」
自分でも何でこんな態度をマーティンにとっているのかわからなかった。
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