マーティン、マーティン。
私たちはKvatchの礼拝堂で再会するはずだった。
・・・この場合、再会というのは間違ってるかもしれない。
マーティンにとっては私は初対面の知らない相手なのだから。
朝、目が覚めた私は、すぐに修道院を出発した。
Oblivion Gateが出現し、街のすべてがDaedraに破壊されたKvatchへ。
ゲートを閉じるのは予想していたより簡単だった。
先に潜入していたガードが協力してくれたお陰もあるけれど、今までいくつものゲートを閉じていたので要領はすでにわかっていたから。
街へ入り、ガードキャプテンらと共に礼拝堂の周囲で屯していたDaedraたちを倒し、生き残った街の人々が取り残されていた礼拝堂を解放した。
私はマーティンに会って、皇帝陛下が彼の父親であり、Daedraに命を狙われていることを伝えて修道院に連れて行かないといけなかった。
わかっていることを繰り返すのは苦痛を感じた。
良く知っている顔の皆が私を覚えてないのだから、なおさらだった。
でも、そんな悩みがどうでもよくなるほど、私にとっては信じられない出来事が起こった。
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