Great Oblivion Gateの総攻撃時にBrumaガードだけではもたせられないと言われ、各都市から応援を集めてくることになった。
「1つの街の応援でもいい、いや、最低3つは・・・まて、やはりすべての都市に君が出向いてBruma防衛への応援を要請してきてくれ」
というジョフレの命令を受けて、私は各街を脅かしているOblivion Gate閉じ2週目に挑戦することになった。
すべてのゲートを一人で閉じるとなるとちょっときついなあ。
でも断るワケにもいかないので、あの人の所に手伝ってもらえないか再びBruma城を訪ねた。
[0回]
「はあ、自分が英雄殿にお供して各街のゲートを閉じる手伝いですか」
Burdはなぜ自分が手伝わないといけないのかわからないという顔をした。
「光栄ではありますが、敵はそう強くないでしょ?あれぐらいなら英雄殿お一人で十分なのでは?」
そりゃ、敵は洒落にならないほど弱かったけど・・・。
「どうしてもと言うなら、部下をお貸ししますが?私は一応隊長の身分なので、よほどの理由がないと部隊から離れることはYvaraや伯爵婦人が許してくれんのですよ」
「Yvara?」
誰なのかピンと来ず尋ねると、Burdは照れながら答えた。
「この城のスチュワード・・・と言いますか、自分のフィアンセです」
ああ、Burd奪取の時に喧嘩になった女の人かあ。
「今夜も会う約束をしておりますし、明日は非番なのでショッピングに付き合う約束してるんですよ。明後日は伯爵婦人と客人のために二人で食事を作らなければならんのです。彼女が料理を作って自分が盛り付けるんですが、あいつ、料理は得意なのに盛り付けがド下手なんです、だからねーもう、うははは」
のろ気るBurdにポカンとなりつつも、私はもう一度ついてきてもらえないか頼んだ。
「すみませんが、自分はBrumaを離れるつもりはありません。申し訳ない」
どうしてもBurdは首を縦に振ろうとはしなかった。
はああ、なんてこと。
仕方がない、一人でゲート巡りしよう・・・。
速攻でAnvilに向かってゲートを閉じ、Kvatch、Skingrad、Chorrol、Bravil、Leyawin、Cheydinhal、最後に帝都に寄ってOkato議長に軍を出すのは無理だとさくっと断られてきた。
Skingradでは、Hassildor伯爵に会ったけれど、初対面だったし、状況が状況なので用件以外のことは何も言えなかった。
応援を要請して、その為の仕事を済ませ、普通の会話をしてお終いだった。
一度も伯爵から「君はアフォか?」と呆れ顔で言われなかったのが何だか悲しかった。
すべての都市から応援を送ってもらう約束を取り付け、Brumaへ戻って来た時は、城の入り口付近にガードたちが野営を設置し待機していた。
これだけ加勢が揃えばBruma防衛は安心だろう。
寺院に戻りジョフレに報告して、その後マーティンの所へ行った。
マーティンは兼ねてから調べていたCamoranのパラダイスへ入る方法に進展があったことを私に告げた。
必要な物は、すでに揃っているMysterium Xarxes、Daedricアーティーファクトの他に神々の血も必要らしい。
その血は、Tiber Septimの鎧から採取する事ができるという。
Tiber Septimの墓地がある遺跡に鎧を取りに行ってくれないかと頼んできたマーティンに思い切って私は言ってみた。
「あのう、よければマーティンも一緒に行きませんか?」
マーティンはえっ?という顔をした。
「友よ、どうして私が行かなければならないんだ?そもそも墓の内部にはブレードしか入ることは出来ないんだぞ」
つい誘ってしまったのは、その鎧をマーティンとBurdと私の3人で取りに行ったことがあったからだった。
あの時の思い出が急に懐かしくなってしまった。
「中まで来なくてもいいの。外まででいから一緒に行かない?気晴らしにもなるわ」
「私と一緒に出かけようと誘ってくるなんて変わっているな、友は」
マーティンは仕方なさそうに笑った。
「出来ればついていって上げたいのだが、ジョフレが怒らないか?それにさっき外を覗いたら天気が崩れそうな気配だったぞ」
外を見に行ってみようと言われ、二人で外に出た。
空は暗く、雨が降りだしていた。
「この天気での外出は控えたいな。良ければ明日天気の様子を見て・・・」
「いえ、いいの、ごめんなさい、余計なこと言っちゃって。私一人で行ってくるわ」
Burdがいなければ、マーティンを一人で外で待たせてしまうことになる。
もういい、無駄な危険は冒したくない。
マーティンに、すぐ戻ります、と言い残して、私は冷たい雨の中に飛び出していった。
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