ジョフレから寺院とBruma周辺を探っている教団のスパイを見つけて排除し、出きれば彼らが何を企んでいるのか突き止めて欲しいと頼まれた。
スパイの目的は確かBrumaを攻撃して街を殲滅させるためにゲートを開く場所を探してるんじゃなかったかしら、とうろ覚えな記憶を呼び起こしてみたが、時間が経ちすぎていてさすがにスパイの名前など細かいことは思い出せなかった。
どちらにしても、指示通りに動いていればいずれBrumaの外にゲートは開くことはわかってる。
それにいつまでも覚めない夢に不安になっているよりも、できる事をやって気分を紛らわせていたかった。
スパイは寺院下のルーンストーン付近に夕刻ごろ現れていた、と教えてもらったけれど、スパイが潜伏している家がBrumaにあるのは憶えていたので直接Brumaの街へ向かうことにした。
ジョフレはBrumaガードのBurd隊長から助けを借りるのも手だといっていた。
・・・Burdかあ、会っても私のこと知らないわよね。
でも、今会わなくても後で会うことになるから、先に顔を合わせてこようかな。
[0回]
お城に行って、Brumaガードの宿舎にお邪魔した。
Burdはどこかなーとキョロキョロしていると、ガードに声を掛けられた。
「君、誰か探しているのかい?」
宿舎にあやしい人物が入り込んでいても普通に対応してくれるここのガードさんたちって、いい人たちなのかそれともー・・・と考えてはいけないことを考えつつ尋ねた。
「あのう、私、Burdを捜しているんですけど、どこにいますか?」
「隊長だったらいつもその辺うろうろしてるよ。ちょっと捜せばすぐ見つかるんじゃないかな」
うろうろ!
Burdのうろうろコースは過去のストーキング取材でしっかり覚えている。
ガード宿舎にいないのなら隣室か地下牢の門番と雑談かましてる可能性大。
隣の部屋に行くと、どこからか話し声が聞こえてきた。
あの低くて野太い声はBurd!
声は階下から聞こえてくる。
地下牢の守衛と会話をしているようだ。
「Burd!」
Burdに会える!と嬉しくなって部屋を飛び出した瞬間、いきなり目の前に黄色い壁が立ち塞がりぶつかりそうになった。
「ひええええ!」
「おっと、急に飛び出してこんで下さい、危ないな」
「え?あ、あれ!?」
黄色い壁が喋った、と思ったらBurdだった。
Burdは私をチラっと見ただけで、何事もなかった様に隣の宿舎へ行ってしまった。
「待って!」
急いで後を追いかけた。
「待って!、ねえあなたBurdでしょ!?」
「ああ、そうだが」
Burdは怪訝な顔をして振り向いた。
「何だいったい・・・ああ、クラウドルーラー寺院のブレードさんでしたか」
鎧のおかげで、Burdは私をブレードだと認識してくれた様だった。
「何かBrumaガードに御用ですかな?」
目の前にいたのはBurdだったけれど、彼の髪の毛はブロンドではなく、黒髪だった。
髪の色のせいか私が知っているBurdより少し若く見える。
ねえ、なぜ髪だけ違って顔は同じなの?と、思わず喉まで出かかった質問を飲み込んだ。
今は用件だけ済ませておこう。
「ええ、私は寺院から来た使いです。この付近を探っているスパイが目撃されているんだけど、街の中で怪しい人を見かけませんでしたか?」
「ほう、スパイねえ・・・酸っぱいワインならいつもそこの棚で目撃しているんだが、ははは」
シーン・・・
今の・・・もしかしてオヤジギャグ?
つっこむべきなのかしら、でもBurdが受けないギャグ言うわけないし、まずボケるなんて考えられないわ!
反応がなくてもBurdは気にしなかったらしく、ちょっと考えてから答えた。
「このBrumaは毎日が平穏で特に変った動きもないです。強いて上げれば住民のJearlが遠方から戻って来たというのに土産話もせず、気味の悪い独り言が多くなって、目付きがやたら悪くなったぐらいですかな」
「そ、その人よ!スパイはそのJearlよ!」
と、声ではそう言ったが、すごい怪しいじゃないの!なんでおかしいと思わないの!と心の中で激しく私はつっこんでいた。
「ご冗談を、なぜそれだけで自信たっぷりスパイだと断言できるんだ?疑ったりしたらJearlさんに失礼じゃないか、コラ(笑」
(>皿<)(なにがコラ、よ、それだけ怪しければ普通誰だっておかしいと疑うでしょ!)
「とにかく私、その人の家を調べたいんです。だから捜索の許可を私に出して下さいっ」
私が必死になって頼むと、Burdは穏やかな笑みを浮かべて答えた。
「普通なら証拠もないのに捜査の許可は出せんのですが、日頃お世話になっているクラウドルーラー寺院からの使いの方ですし、しかも美人ブレードに頼まれては嫌とはいえませんな、ハッハッハ」
「え?」
今なんて・・・私のことBurdが褒めた?
「私の方から部下に捜索の邪魔をしないよう指示しておきましょう。貴方なら適正に処理してくれるでしょうしな。では私は用事がありますのでこれで失礼」
Burdは礼儀正しく一礼して宿舎を出て行った。
美人・・・Burdの口から初めて聞いた言葉だった。
黄色いBurdからは一度も聞いたことがない。
Burdからこんな言葉が聞けるなんて、思いもしなかったなあ。
むふ、むふふ、嬉しいなあ・・・
しかも美人ブレードってなんだか響きKAKKOよくない?
ムフフフフ。
ハッ!(;゚Д゚)なに夢の中で浮かれているのよ私><
こんな場合じゃない、すぐにスパイのアジトへ乗り込んで家宅捜索してこよう。
スパイが潜伏している家は教会の裏手側にあった。
扉を開けて家に入ると中に二人のスパイがいて、目が合うなり襲われたがオニュウダガーで返り討ちにした。
地下室の鍵を入手し、降りて調べるとMythic Dawnの信者である証の本と手紙が見つかった。
それにはKvacthと同じ様に、前衛都市のBrumaにGreat Oblivion Gateを開いて街を壊滅させ、寺院を総攻撃しマーティンを捕らえるという教団の計画と指示が記されていた。
これを急いでジョフレに渡しに行こう!
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