「いや~、改修工事というのは中々楽しいもんですなぁ!(トントントン!」
「兄弟ー!日曜大工は好っきかー!(ガガガガガ」
「軍曹のおかげで好きになりましたぞー!(ガンガンガン!!」
「そうかー!ではまずこの寺院で己の腕を磨けよー!欠陥工事だけはするなー!失敗してもへこたれるなー!(ブォンブォン!」
「イエッサー!(ドンドン!」
「声が小さいぞー!男前組のモットーは1に声の大きさ2に声3に声だーっ!(ギャギャギャ!」「イエッサー!!(カンカンカン!」軍曹とBurdは寺院の突貫工事に入っていた。
さすがは同じ自分同士、息はピッタリ、気分もノリノリ、工事は順調だった。
「おまえたちっ!うるさすぎるぞっ!!」突然マーティンが現場に現れ怒鳴った。
「おおっと殿下!何か御用でしょうかな?」
マーティンは耳を塞いでいたお陰で、直前の二人の会話は聞こえてないようだった。
「うるさいと言っているのだ!友が音に驚いて気絶したのだぞ!迷惑しているのは友だけではない、ジョフレやBaurusも何事かと目を剥いて私の所へクレームを付けに来たんだ!」
「それは大変申し訳ございません!」
「工事に夢中になって周りが見えなくなっておりました!」
「私のことを思って行動してくれているのはわかるが、周りに迷惑をかけてまでやってほしくないのだ。例えそれが愛しの物干し台の為であろうと・・・」
マーティンは悲しそうな顔をし、その声は震えていた。
「マーティ、そんな悲しい顔しないでくれ。俺達は出来るだけのことをしたいと思っている」
Burdはマーティンに優しく声をかけた。
「騒音に悩む人々の為に開発されたアイテムがここにある。まさにマーティ、君のためのアイテムさ!」
「どこを見て喋っているんだ?軍曹」
「百聞は一見に如かずって言うだろ?さあ試してみてくれ。それで耳を塞げば静寂の安らぎが君を包み込んでくれるだろう」
「頭に被ればいいのだな?」
「マーティ!ナイスヘッドフォン!!そのイカしたDoteraWearによく似合っているじゃないか!」
「・・・・」
「軍曹!静かになったのはいいが、私だけ持っていても意味がない!友やジョフレたちはどうしたらいいんだ!?」
「そんな心配は後無用!」
「なんとこいつのニューカラーバージョンがこの春新たに加わったのさ!」
「おお、他にもあるのか!?耳寄りな情報を詳しく教えてくれBurdよ!」
「なんと6種類ものニューカラーバージョンヘッドフォンが登場!今なら特別限定価格で6個セットの大放出!この機会をお見逃しなく!」
「よし!買った!!」
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