この記事の内容は古くなっています。
ポーズの作り方は
OBLIVIONポーズの作り方、ギミック、モーション作成方法メモを参照してください。
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密着ポーズを作る場合は、当たり判定を無くしてキャラ同士がすり抜けるようにしなければなりません。
まず、例として参考のため普通のポーズを作ってみます。

人形の手を下げて、足をちょっと外股にしただけのポーズです。
これをnifで出力して、kf変換し、ゲームの中で使ってみます。
背中合わせでくっつくようにしてみます。

このままだと下がっても殿下が押されてしまって、これ以上近づけません。
Blenderに戻って、ポーズを編集します。
ポーズをとった時に正面を向くようにしておきたいので、回転させます。

NonAssumを選択して、上から見て90度左回転させました。
Bip01 Pelvisを選択します。

人形を横から見て、円の外を左クリックでなぞって、中心から外側に向かって人形を動かします。

すると、Bip01とBip01 NonAccumの二つが中心に残っているはずです。

この状態で、ポーズを出力してみます。
ゲーム内で、さっきと同じ向きで下がると、殿下にぴったりくっつくことができました。

逆に、前から近づこうとすると、このポーズの場合はここまでしか寄ることが出来ません。

つまり、キャラ同士を密着させる場合は、当たり判定を体本体から離せば良いのです。
どうやらこの当たり判定というのがBip01とBip01 NonAccumにあるようなのです。
(注:もしかしたらBip01だけかもしれない)
人形を回転させたり、移動させる時はBip01 NonAccumを使いますが、Bip01 Pelvisも選択することで同じく人形全体を動かすことができます。
そこで、Bip01 Pelvisで人形をBip01とBip01 NonAccumから引き離すことで、当たり判定を体の外に出すことになり、体をすり抜けるようになるのです。
これを利用して、キャラが別のキャラに抱きつくような二人用ポーズを作ってみました。

これだけだとただの奇妙なポーズなので、何をさせたいのかわからないと思います。
初めて作った二人用のポーズで要領がわからなかったため、Bip01とBip01 NonAccumの位置が変ですが、とりあえずこの状態で角度を整えて、前を向くように調整します。

もう1人のポーズはこちら。

Bip01 Pelvisを選択して中心から離しています。
こっちはコンパニオン用です。
ポーズをとる時に、後ろを向いてもらうので、向きがそうなるよう角度を調整してあります。
二人用のポーズは、1つの画面に二人の人形を置いて制作するのが正解の気がするんですが、私の場合は1人ずつポーズを作らないとどうもやりにくいので、別々の画面で作るようにしています。
出来上がったポーズがこちらです。

MiariがBurdに背後からがっちり抱きついてます。
どういうシチュエーションだったらこういう展開になるんだろうと思いつつ、とりあえずBurdの胴回りに合わせて腕を調整してみました。
地面に横になる&すり抜ける状態のポーズの場合、Bip01&Bip01 NonAccumの位置と人形の位置はこのようになります。

地面に人形を移動させるのはBip01 Pelvisですが、うつぶせや横になる際の回転は必ずBip01 NonAccumで行ってください。
でないと、首が折れます;;
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