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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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「悪夢を見るのは・・・殿下自身が自分を責めてしまっているからじゃないかしら。悔いが残ってるから、悪夢から開放されることが出来なくなっているのよ」

一度は消えたはずの悪夢が蘇ったのはそれしか考えられなかった。

悪夢を再び呼び覚ましたきっかけはSheogorathの予言だろうけど、見せているのはマーティンの心にある自責の念にちがいない。



「・・・こればかりは忘れようとしても忘れられる事では無い。私が破滅を呼ぶ暗黒だとは良く言ってくれたよ、まったくその通りなのだからね」

マーティンの声は暗く、元気が無かった。







「殿下、何言ってるの!そんな当て付けの言葉を鵜呑みにしてはダメよ」

「残念だが真実だ。私がいたからKvacthの民は殺されたんだ。それ以前も、私の愚かな行為のせいで、大勢の何の罪も無い人々が巻き添えになって死んだのだからね」



私は周囲に死を呼ぶ破滅の象徴なのだろう、とマーティンは落胆した様子で言った。

「やめて、殿下。例えそれが100歩譲って貴方のせいだとしても、もう過ぎたことなの。悔やんでもどうにもならないわ。だからもう自分を責めるのは止してちょうだい」

「だが友よ、私は居ない方が良かったのではないだろうか。居なければ、誰も死ぬこともなく・・・」



「そんなバカなこと言わないでっ!何勝手に悲観的になっているのよ!Sheogorathが何と言おうと殿下が自分を否定しても、私は殿下が居ないと絶対困るんだからっ!!」

私がついカッとなって我を忘れて喚き散らすと、マーティンは驚いて聞き返した。



「私が居ないと困る?なぜだ?私は君には助けてもらったが、私自身は何も君にはしてあげられてないぞ」



・・・え?

あ~、あまり深く考えずに出た言葉だから、なぜ居ないと困るかなんて聞き返されると困るんだけど・・・。

私はどう答えようかと少し迷って、こう答えた。

「だ、だって殿下がいなかったら今頃私はSheogorathに連れ去られているじゃない」



「なるほど、そういうことか」

・・・普通に答えてしまった。

せっかくなんだから、もっと情熱的に答えるべきだったかしら。



・・・・殿下のことがうんぬんだからとか、言ってみたいな。
恥ずかしくて本人目の前にして言えるコトじゃないけど。



私は他の言葉をあれこれ模索していたが、マーティンはそれで納得してしまったらしく別の事を尋ねてきた。

「もう1つ、気がかりなことがあるのだ。そのことについて友の考えを聞きたい」



「何かしら?」

「なぜ、私といると君が死んでしまうと奴は予言したと思う?私はそれがとても気になって・・・」


どうしてそんなこと間に受けてるのよっ!!


私は相手が殿下であることも忘れてヒステリックに声を張り上げて否定した。

「まーくんっ!それこそ狂言にきまってるじゃないっ!私は殺されても死なない女なんだから、一緒にいたぐらいで死ぬわけないじゃないのっ!しっかりしてよっ!」



マーティンは私が怒ったことにびっくりして、身を仰け反らせた。

「そ、そうだな、はは・・・友は鋼よりも頑丈だということを忘れていたよ」


鋼よりもって、どれだけ頑丈に出来てるのよ私は><


ハッ。

またさっきと同じで女らしく答えられなかったわ。



すこしはおしとやかに優しく慰めの言葉をかけるとかしなさいよ私。
こんなだから、皆から女扱いされないんじゃないっ><



殿下と二人っきりなんだから、少しはいい雰囲気にしたいのに・・・。



でも、頑丈だからってあっさり納得されたのは悲しかったけど、辛そうなマーティンの表情が緩んだので私はホッとした。

「マーティン、貴方は必要な存在なの。Septimの血が流れる唯一の生き残りなんだし、この世界の人たちすべての唯一の希望なんだから、そんな自分が居なかったらよかったなんてこと言ったら天罰が下るわよ」

「希望か。破滅を招く私が希望だとは、とても信じられないよ」

・・・マーティンはまだ気にしている風だった。


どう言えば元気になるんだろうと考えた時、私の脳裏にある場所が浮かんだ。



「・・・証があるわ」

「ん?何の証だ」

「殿下がこの世界には必要だと、希望とされている証よ」

「まさか、そんなものがどこにあるんだ」

「Imperial Cityにあるの。ねえ、一緒に行ってみない?その証の場所、殿下自身の目で見て確かめてほしいの。もう二度と自分は必要ないなんて弱音吐かなくなるわ」



「私に見せるって、何をなんだ。白い塔でも見せようというのか?」

「違うわ、そうじゃない。殿下が皆に必要とされてるってわかる場所があるのよ」

マーティンはしばらく考えて、真剣な面持ちで私の目を見ながら言った。

「・・・その証の場所、君が連れて行ってくれるのなら訪れてみたい」

「ええ、喜んで。私が案内してあげる。一緒に行きましょう」

Imperial Cityには、マーティンを連れて行ってあげたいと以前から思っていた場所があった。

あの場所を殿下が見れば、自分の存在を確かめることができるはず。

そしてマーティンを悩ませている悪夢もきっと消えてしまうはずよ。

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