「えー、それでは只今からブレード昇進試験を開始するが、その前に試験官の私から諸注意がある」

試験のために集まったブレードたちの姿を一人ずつ目で確かめながら、マーティンは説明を始めた。
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試験会場は机と椅子が設置され、ブレードたちはそれぞれ席について試験が始まるのを待っていた。

「今までの試験は実技形式だったが、今回は第一次、第二次試験ともに筆記テストで能力を計ることになった。諸君の前に並べられているテストが第一次試験の問題だ」
ブレードの前にはテスト用紙と筆記用具が用意されている。

「内容は一般常識問題が中心だ。第二次試験のテストはブレードとして必要な知識や教養を問う問題を出題しているが、少々レベルを高くしたのでプロの君たちでも難しいかもしれん。気を引き締めて受けてもらいたい」
「一般常識やブレードの知識ならなんとかなりそうですな貴公」
Burdは隣に座っているMiariに小声で話しかけた。

Miariはまだ機嫌を損ねたままらしく、ぶーたれた顔をしている。
「このテストで絶対まーくんを見返してやるんだから・・・ブツブツ」
Miariは私だっていっぱしのブレードなんだからだとかなんとかブツブツ文句を言っている。
簡単にこの二人がゴール出来ない理由がなんとなくBurdはわかったような気がした。
「なお、試験の制限時間は40分とする。何か質問がある者はいないか?」

Burdはなぜマーティンがいつもとちがう奇妙な格好でいるのかを聞いてみたかったが、試験と関係ない上に、誰も質問しないので言い出せなかった。
きっと、この服装がクラウドルーラー寺院の試験官の正装なのだろう。

「質問はないな。おおっと、言い忘れていたが試験中の私語及びカンニングは禁止だ。では試験を開始する。始め!」
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