「まーくん、ただいま」

Miariはわざとらしくマーティンに向かって挨拶した。
「おお、友じゃないか」
案の定マーティンはMiariが来ていたことに気付いてなかったらしく、スマイルで出迎えた。
「おかえり、いつ戻ってきたんだ?」

暢気なマーティンに腹が立ったらしくMiariはむっとした表情になった。
Miariの様子に気付いたBurdは焦って小声で忠告する。
「貴公、相手は殿下なんですから落ち着いて」

しかしMiariはBurdの言葉に聞く耳もたず、マーティンにつかつかと歩み寄った。
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