試験が始まり、皆テストに集中し問題を解いている。

最初の試験内容は一般常識だとマーティンは言っていた。
きっとギルド説明や、歴代皇帝の名前、地理、税金などの一般常識を問われるに違いない。
Burdもその辺りに目星を付けて勉強をしていたのでどんな問題でもどんとコイであった。

[0回]
答案用紙の最初に名前を書き、第1問に目を通す。

(Brumaガードの鎧の色?はっはー、最初は簡単ですな。理由もガード時代に教えてもらったので余裕余裕)
Burdにとっては簡単な問題だった。
答えを記入し、第2問に進む。

(この道は確かLeyawinとICを繋ぐ道でしたな。余裕余裕・・・)
まだまだ一般常識としては非常に簡単な問題だ。
そして第3問。

(たくあんの色付け?)
Burdはおかしな問題だと思ったが、一般的な食べ物なのでこういった問題も可なのかもしれない。
たくあんといえば昔のBrumaでは軒下に干された大根をよく目にしていた。
そのうち寺院でも殿下が作り出すかもしれない。
第4問。

バナナダイエットといえば、シロディールでも奥様方中心に流行ったダイエット方法である。
普段朝を抜く人が朝バナナを試せば、カロリーが増えるためダイエットにはならないと思われる。
結局効果があったのは青果店だけだったという風の噂を聞いた。
第5問。

(これはまた黄色いオレンジだ・・・)
答えが簡単すぎる気がするが、次の問題に進みたかったので答えを「みかん」と記入した。
第6問。

見たことがない果実だ。
黄色っぽいので「イエローなんとか」という名前なのは間違いなさそうだ。
Burdは頭の中でこの果実の名前を必死になって捜した。
第7問。

・・・クリーチャーだろうか。
居眠りしていた時、夢か幻か、目の前を沢山の赤や青や黄色の小さい虫が、食べかけのパンを運んでいたのを見た覚えがある。
あの黄色い虫の名前はなんだったっけ、名前は・・・。
第8問。

最初は何だろうと思ったが、殿下が朝から用意する味噌汁にこれと似たような物が入っていた覚えがある。
美味しくて何が入っているのか殿下に訪ねると、乾燥ゆ・・・なんとか言っていたが、ゆの後につく言葉が思い出せない。
第9問。

Burdはなんだかこの一次試験の問題が一般常識というよりも殿下の思いつきで作られている嫌な予感がしてきた。
こんな不気味な生物の名前はと聞かれてもわかるはずがない。
なんとなく形がナマコぽいので答えの欄に「黄色なまこ」と書いておいた。
第10問。

これは感覚センス問題だろうか。
なんとなく青は行ってよし、赤はスタップな感じがする。
ということは、中間の黄色は「注意」?
第11問。

女性の甲高い声のことを黄色い声だと表現しなかっただろうか。
(そういえば、寺院の厨房で黒い奴が突然飛び出してきた時、殿下が似たような甲高い悲鳴を上げていたが、あの場合は黄色い声と言うのだろうか)
とりあえず、普通じゃない声と記入した。
第12問。

テクノな音楽が流れてきそうな図である。
YMOは何かの頭文字を並べた略語なのだろうがさっぱりBurdにはわからない。
イメージ的に超能力的なマジックを扱う音楽家ぽいので「Yellow Marric Orchestra」と記入した。
第13問。

イエロー隊員って誰のことなんだろうか。
まさか自分じゃないよなあ・・・とBurdは考えた。
でもカレーは大好きである。
というかカレーが嫌いな人っているんだろうか。
第14問。

色素なんて考えたこともなかった。
卵の黄身が黄色いのは鳥のエサに黄色系が多いと聞いたことがある。
卵と言えば、卵ご飯で黄身も白身も全部入れる派か、それとも黄身だけ派か寺院内で意見が真っ二つに分かれたことがあった。
ちなみに自分と殿下は全部派、Miariは黄身だけ派であった。
第15問。

黄色いサイフは誰かが持っていたような気がする。
Burdはそれを見て「風水商法に弱いんだろうな」と感じたが、持っていた本人は「サイフを黄色いのに替えたのに小遣いが増えない」と愚痴をこぼしていなかったか。
まあ、もともと黄色が好きな人は風水に関係なく黄色いサイフを愛用しそうだ。
って、これ全部黄色問題じゃん!問題の構成に偏りがあることに気付かず、ツッコミなしで真面目に問題を解いていた自分が恥ずかしくなったBurdであった。
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