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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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Mythic Dawnのスパイ達は、皇帝の跡取りであるMartinがクラウドルーラー寺院にいることを突き止めてしまった。
Great Gateを開き、前衛砦であるBurmaを陥落させ、クラウドルーラー寺院を落とすという計画を彼らは企てている。
その情報を知った私はJauffreに急いで伝えに行った。



寺院の外で待っていたJauffreは、私の報告を聞いてから言った。

「Brumaの門のすぐ近くに、Oblivion Gateが出現したそうだ」
確実にMythic Dawnの計画は実行されている、と。




「Brumaのガード達がGateが現れた場所で、破壊する為に待機しているんだが、どうすれば破壊できるのかわからないらしい。君が行って彼らにOblivion Gateを閉じる方法を教えてやってくれ」

KvatchでGateを閉じた君なら問題ないだろう、とJauffreは付け加えた。

「教えてもいいけど・・・私がGateに入って壊した方が早くていいんじゃない?いくらガードといってもOblivion Gateの中は危険すぎるわ」
彼らの安全を考えて言った言葉だったが、Jauffreは顔を横に振った。

「今開いているのを閉じたとしても、すぐに次のGateが現れる。彼らに教えなければ後の対処はどうする?彼らの心配をしているのならそれは杞憂というものだ。Brumaを守るのが彼らの役目だし、隊長のBurdは君が思ってる以上に強い。余計な心配はしなくていいから早く行くんだ」



Brumaの門に向かうと数人のBrumaガードが立ち止まっているのが見えた。

奥の方にはOblivion Gateも見える。

駆け寄ると、Burd隊長が私に気が付き何やらホッとした様な表情で話しかけてきた。
「よく来てくれた!情けないと思うだろうが、我々だけであの不気味なGateに臨む気にはならなかったのだ。Kvachの英雄である貴公が来てくれれば、もう恐れるものはない!」

それもそうだろう。
初めてあのOblivion Gateを見たときはあまりの不気味さに私も恐怖を感じずにはいられなかったのだから。

「Gateを閉じるには、Gateを作り出している源を取り除く必要があるの。方法を教えるけれど、そこまでたどり着くのは至難の業よ。覚悟は出来てるわね?」
私は念を押した。

隊長はNord人なのだろうか背が高く、さすがリーダーだけあって相当腕っ節も強そうだ。

「もちろん。迷惑が掛からないよう、中では我々は貴方の指示に従いましょう。生かすも殺すも貴公しだいですぞ」
隊長はニヤリと口元に笑みを浮かべて答えた。



「いいか、これから我々はBrumaを脅かすあの災いのGateを破壊せねばならん。我々がやらなければBrumaは終わりだ。奴らの好き勝手させるようなことは、この私がBrumaガードキャプテンである限り許さん!」

Brumaを守れ!そう叫ぶとBurd隊長は剣を抜き、部下のガードたちも一斉に剣を抜き、Gateの方に走り出した。



Gateの前には向こうの世界から沸き出してきたモンスターが待ち受けていた。
襲い掛かってくるそれらのモンスターを、隊長は余裕でなぎ倒し、私と行動を共にする3人は次々とGateの中に飛び込んでいった。

「あら、結構やるじゃない」
心配無用みたいね。
私も続けてGateの中に飛び込んだ。

先に入っていた3人が禍々しい世界の様子に圧倒されたのか茫然としていた。



「なんだこの世界は・・・ここまで異常な世界だとは思いもしなかった。こんなところで自分に出来ることなどあるのか?」

隊長は剣を構えたまま、遠くを見据えている。
その横顔には怯えのような表情がわずかだが表れていた。

「Burd隊長、貴方は私の指示に従うと言ったわね」
私は隊長に問いかけた。
「ああ。臆病者は戻れとでも言いますかな」

「そんなこと言わないわよ。Brumaの運命は貴方にかかってるんだから。大丈夫、死なせはしない、貴方も貴方の部下もね。さあ、ついて来て」

さほど遠くないところに、中央の塔が見えた。
塔までの道筋を目で辿ると、どうやら余計な仕掛けは無く、このまま進めば迷うことはなさそうだ。



「奴らが来たぞ!」
隊長が叫ぶと同時に、異形の者達が襲い掛かってきた。
剣を抜き、向かい撃つ。



先に進むたびに襲い掛かってくるモンスターを撃破しながら、私達は先へと進んだ。
この戦いで、私はつくづく治癒魔法を習得しておいて良かったと思った。

私は戦いの度に傷ついていくガードたちを回復させながら、塔へと向かった。



塔の中は薄暗く赤い光で照らされていた。

中心からは光の柱のようなエネルギーの炎が遠く上層へとものすごい勢いで吹き上げている。



外をうろついていたモンスターよりも一段上の強さをもった敵が容赦なく襲ってきて苦戦したが、ジリジリとゆっくり攻めて行くことで、私達は目的地へと確実に近づいていった。



なんとか、Gateを出現させている源のSigil Stoneの部屋にたどり着くことが出来た。
隊長も、ガードの二人も無事だ。



「後は、このSigil Stoneをここから取り出すだけよ」
私は、炎のような光の中で黒く光る石を指で示した。

「そんなものに触れて、危険じゃないのか?」
隊長が横から心配そうに尋ねてくる。

「大丈夫よ。ほら、どうぞ、手を伸ばして取ればいいだけよ。Gateの閉じ方を習うために貴方達も来たんでしょ」

私は隊長に手招きした。

「いや・・・今回は貴公がやってくれ。自分は参考の為に後ろから見てますから」

Burdは困ったように苦笑いしながら、私に立場を譲った。

私は宙に浮いているSigil Stoneに手を伸ばした。

源の力を失った塔はバランスを崩し、ゆっくりと崩れ始めた。
私達はまぶしい光に覆われ、その場から、消えた。



私達は再びBrumaへと戻ってきた。
Geteに突入した時はまだ日が高かったが、もう外は夕闇が迫っていた。

Gateは完全に壊れていた。
もうここからは進入してはこれないだろう。



「これで、我々にもGateを閉じることが出来るだろう。そしてBrumaを守ることが出来る」



Burd隊長は感慨無量といった面持ちだ。

「貴公と行動を共に出来て光栄だった。我々を導いての責務はさぞ大変だっただろうが・・・。どうですかな、これから詰所に戻るが、貴公もよければ寄っていかないか?」
よほど嬉しかったのか、ニコニコしながら隊長は誘ってくれた。

私は空腹を感じたので、つい、こう言ってしまった。
「何かを口にしたい気分なの。そうね・・・詰所にパンとワインがあるのなら喜んで行くわ」

半分冗談のつもりで言ったが、隊長は快く返答してくれた。

「それだったらSkingrad産の特別なワインが置いてある。しかも中々の上物ですぞ」



私はあっさりつられて詰所まで押しかけてしまった。

ガードと雑談を交わしながら、飲み物と食事を頂く。



久々、こんなにゆっくりと寛いだような気がした。
私はふと思い出して、隊長の側に行き話しかけた。

「そういえば鎧が壊れたんでしょ?私が修理してあげるから、渡してもらえる?」

私の言葉に隊長はちょっと驚いた顔をした。

「よく壊れたとわかりましたな。その通り、ボロボロになってしまってどうしようかと困っていたんだ」

見ればわかるわよ・・・と心の中で呟きながら、壊れていたBruma CuirassとBootsを受け取った。



「自慢って訳じゃないけど、そこらの鍛冶屋よりは腕が立つほうよ」

私は手馴れた手つきでそれらを修復し、隊長に返した。



「こりゃすごい、前よりも随分と丈夫になった気がしますな」
Burd隊長はとても喜んでくれた。

「寺院に戻って報告をしなければならないから、私はもう行くわ。美味しいワイン、ありがとう」

私がそう言って帰りかけた時、Burd隊長が声を後ろから掛けた。

「再び貴公と共に行動出来る機会があるよう、願ってますぞ」

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