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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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時間は夜の10時。


「まーくん、もう少しで終わるから動かないでね」



「焦らなくてもいい、ゆっくり描いてくれ友よ」

「貴公、今度は何をしているんですか」

横から何だ何だとBurdが覗き込んできた。



「うふふ、えっとね~絵を描いているのよ。前から1度マーティンの絵を描いてプレゼントしようと思ってたんで、今それをしてるとこ」

「ほお、一体どういう絵ですかな・・・」



























「もしやこの狸・・・いえ、二頭身キャラが殿下ですか?(汗」



「うん、そうよ。かわいいでしょ^^」

Burdは絵をじっと眺めた。

「殿下のとぼけた性格が大変よく表現出来ていますな」

マーティンも近寄り絵を嬉しそうに見つつ言った。

「私のどこがとぼけているのだ。この似顔絵は私のマジメさと可愛さがよく表現されている、見た者の心が癒される傑作だ」

「御自分を描いて貰ったからとはいえ褒めすぎですぞ、殿下」


「褒めるのは良い事だ。悪いことではない。では次は私がお礼に友を描いてみよう。友よ、前に立ってくれ」


「わあ、嬉しい。可愛く描いて下さいね」


「えぇえ!?絵が描けるんですか?殿下」



「描けるぞ?Kvacthにいた頃はよく民達の絵を描いてくれと頼まれていたものだ」

「司祭の他に絵師もやってたんですか殿下は」

マーティンはパレットと筆を持ち、サラサラとボードに描き始めた。





















「友の絵だ、どうかな」



「殿下、目と頭は大丈夫ですか!?コレはここまで美人で愛嬌ある顔じゃありませんよ!もっと鬼のような・・・」

「失礼ねBurd!><せっかく殿下が描いてくれた絵にケチつけないで。文句あるのなら寺院の裏に行ってじっくり聞こうじゃないの」

「すみません、私の失言でした。それだけは勘弁してください。しかし美化されすぎてるようにしか見えんのですが・・・」

「Burdよ、私は一旦筆を持てばありのままの姿を描き、表現するまでだ。絵に大切なのは愛だ。愛があれば下手な絵でも美しく見えてくるのだ」

「殿下、なんですかそのワザとらしいセリフは。ははーん、やはり台本があってそれを読んでいますな」


「台本などない。今のは私の考えで話したのだ。その証拠に次は私自身を描いて見せよう」



そう言うと再びマーティンは筆に絵の具を取り、絵を書き始めた。



























「さりげなく派手な服の方のカッコイイ殿下を描かれましたな」


「うむ、本人に負けず劣らずのハンサムな自画像が描けたと思う。あとで部屋に飾ろう」

「殿下、御自分でハンサムだとか言わんで下さい。そうだ、次は私を描いて下さいよ!友人と殿下が美化して描けるなら、私もかっこよく描けますよね!」



「Burdを描けと?ムチャをいうな。私はおっさんを描くのは苦手なのだ」


「たった今御自分をサラサラと描かれたじゃないですか!!」



「ねえ、殿下、Burdも描いてみてくださいな。どうなるのか見てみたいわ」

「そうですよ、私も描いてください(願」



「ん?友が見たいと言うのなら仕方ないな。それではBurdよ、おまえを描いてやるからナントカの黄色い服に着替えてくれ」

「黄色い服ってBrumaガード服のことですか?なぜ着替える必要が・・・」



「いいから着替えろ、でないと描いてやらんぞ」

マーティンがどうしても着替えろと催促するので、Burdは渋々ガード服に着替えてきた。

「かっこよく描いてくださいよ」



「うむ、そのまま1時間動かないでじっとしていてくれ」

「1時間!?なんでそんなに時間かかるんですか!?」


「難しいな・・・Burdらしく描けん、難しい、これだからおっさんは・・・ブツブツ」



「殿下、あなたもおっさんでしょうが。大体私より年上なのに・・・文句ばかり言わずに早く描いて下さいよ」








一時間後・・・



「待たせたな、出来たぞ」



「おお、やっと私の絵が!一体どんな絵に」































「殿下!!なんですかこの黄色いネズミはっ!」



「おまえだ。ほら、黄色いとこなどが特にソックリだろう」

「似てるのは色だけじゃないですか!もしかしてこのネズミを描く為に私をガード服に着替えさせたんですか!?しかも一時間も突っ立たせて!!」

「ネズミではない、おまえだ。おっさん顔が描けず、ついかわいく描いてしまったので少し似なくなってしまったが」

「全然似てません、私は人であってネズミではありません殿下」

「喜んでもらえて光栄だ。ついでにもう1つ描いてやろう。Bruma防衛に悩んでいるお前のところへSkingradガードが応援に来る友情のシーンだ」



「ほう、Skingradガードねえ・・・今度はマジメに描いてくださいよ」
































「殿下!なんですかこの尻尾が燃えている赤いトカゲはっ!!しかも私が黄色いネズミなのは変わってないし!!」



「見てわからんのか、赤い服がトレードマークのSkingradガードだ」

「ああもう!殿下はガードをなんだと思っているのですかっ!ネズミやトカゲだとでもっ」

「マスコット的存在だ。可愛く描いてやったのに怒らなくてもいいだろうが。では次は私がBruma防衛でカラフルなガードたちと共に戦っている想像図を・・・」

「止めて下さいッ!もう結構ですから。どうせ青いのとか緑のガードたちを前に殿下が「Brumaガード君に決めた!!」とかなんとかってなんで私がここまでノリツッコミしなくてはならんのですか!ああもう、とにかくもう私をおちょくるのはこれで終わりにしてくださいっ」


「あ、そう。残念だがこの辺でお開きにするか。疲れたしな。友よ今何時かな?」

「お疲れ様、まーくん。もうすぐ深夜の1時よ」

「1時か・・・早いがもう寝るか」


「珍しい、いつもの殿下のスケジュールでは考えられない早寝ですな」




「うむ、Burdをおちょくるのが使命とはいえ、料理など慣れない事をさせられるのはキツイな。台本を憶えるのはまだ楽だが・・・では、おやすみ、諸君。ああ、肩が凝ってしまった」



「やっぱり台本あったんじゃないですか!!全部ヤラセだったんですかコレ!?」





END

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