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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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とうとう決戦の日がやってきた。

最後の特命は「Burd専務をヘッドハンティングしろ」というマーティン社長自らの直接依頼である。

特命課長Miariは、数々の戦場を潜り抜けてきたBaurus部長を伴ってBurma城へと乗り込んだ。



Baurus部長との仲は実はあまり宜しくない。

マーティン社長を本社から連れ出す度に、社長はおもちゃではない、と咎められたり、どこへ行くんだ、社長と何をする気なんだと付いてこようとする心配性なBaurus部長の追跡を逃れる為に何度も苦労した覚えがあるからだ。

しかし今回は社長の為にタッグを渋々組むことになった課長と部長であった。






「陛下がご友人を補佐しろと言うから同行したが、実際のところ自信はどれほどお有りなのかな」



「自信は十分よ。Burdは必ず連れて帰ってみせるわ」

「陛下に喜んでもらうためにもこれが上手く行くよう願いますよ」

「ええ、殿下の喜ぶ顔は私も見たいわ」

謁見の間に入ると、BurdとCariusが待機していた。



「Burd」

「貴公、私のことはすべてお任せします。頑張ってください」

「・・・ありがと、私に任せておいて」

私はBurdに笑顔で答えた。

「伯爵婦人、お目にかかれて光栄です。今回お伺いしたのは、そちらのガードキャプテンのことでお話があり、参じた次第です」



伯爵婦人はジロリと私を睨み付け、威圧的に話しだした。

「話は聞いている。そなたは我がBrumaガードの大事な要を引き抜こうとしているらしいな。そのようなこと、許されると思っているのか?」

「だから説得する為に来たのです。BurdがBrumaにとって大事なことは、こちらも十分承知しておりますわ」

横で仕えていた執事が伯爵婦人に忠告する。

「伯爵婦人、この者らにマイ・ダーリンを渡してはなりません。渡してしまったら最後、この者たちに私のかわいいマイ・ダーリンがどんな酷い目に遭わされることかわかったものでは・・・心配で夜も眠れませんわ」



「ああ、言わずともわかっている。私にとってもブーディは必要故、手放す気はない。安心してくれ」

「マイ・ダーリン?ブーディ?なにそれ。もしかしてBurdのこと?」

「他に誰がいるというの、小娘。彼は私の大事なマイ・ダーリンよ」

執事は私を睨み付けた。

その目には嫉妬の炎がメラメラと燃え上がっている。

Burdの好みって、こういう人なのかしら。

彼女と比べたら、まだ私の方がいいんじゃないの?Burd、と心の中で呟いてしまった。

「私とマイ・ダーリンは、お前みたいなよそ者がちょっかいかけたぐらいで壊れるような簡単な関係ではないのよ。さっさとお帰りになられた方が自信をなくさなくて宜しいんじゃないかしらね」



「いえ、私は彼を必ず連れて帰ると殿下に約束しましたから、はい、そうですかと引き下がる訳にはいかないの。Burdはガードキャプテンにしておくには役不足ですわ。ぜひここはブレードになって、殿下の力となって頂きたいのよ」

「ブーディは何があろうと渡さない。相手が例え陛下だろうが殿下だろうが誰だろうと、この都市にとっても私達にとっても大事なブーディをみすみす手放すつもりはないからな」



「・・・キャプテン、ここからだと話がよく聞こえませんが、上手く交渉は進んでいるのでしょうか」



「さあな、変な話になってなければいいのだが。Carius、お前はどうなんだ?」

「どうかというと?」

「私がいなくなったらお前だけでガードを統率できるかと聞いているんだ」

「大丈夫です、キャプテンは気兼ねなくブレードになっちゃって下さいよ。後のことは僕に任せてくれれば何も問題ないです。ガードのトップになるのが自分の野望でしたから。こんなに早くチャンスが巡ってくるとは思わなかったなあ、ワクワク(^^」

「・・・お前な」





交渉は決裂しかかっていた。

思いの他、この二人は手強い。

話を聞く耳がない相手を、しかも年配の女性を相手に説得するのは、おっさん相手になら絶大な魅力を持つ特命課長にとっては畑違いであり、難しいことなのだ。

「だーかーらー!ブーディは渡さないって言ってるだろう!?お前はどれだけ彼が私達にとって大事か分かってないようだな!」



「私にだってBurdは大切なのよ!Burdが居るのと居ないのとでは、全然テンション違うんだから><」

「だからなんだっていうの!こっちだってブーディが居ないと困るのだ!それに彼はスチュワードの恋人なのだぞ?それを奪おうとはなんという女だ!」

「それがどうかした!?私だってBurdが・・・」

私はつい勢いで叫びそうになって慌てて言葉を飲み込んだ。

しかし、執事はそれをするどく突いて来た。

「何?あなた、もしかしてマイ・ダーリンを狙っているの?んまー、マイ・ダーリンには私という素敵な女性が居るというのに、なんと厚かましい!この薄汚いドロボウネコめ!!」

「そんなベタな蔑み言葉言ったって、私は動じないわよ。Burdだって私と行動してる方がずっと楽しいはずよ!!」

「そんな訳は・・・」



「まあまあ御婦人方、そう熱くならず、まずは落ち着いて落ち着いて」

ヒートアップしてキャーキャー喚いていた私達の間に、横からBaurus部長が、自慢の渋く低い声で窘めながら入ってきた。

「御三人方にとってBurd殿が大事な存在であることは側で聞いていて良くわかりました。しかしながら、これは我が陛下の御意向でもあるのです。陛下の命令でも、手放すわけにはいかないと申されますかな?伯爵婦人」



「ふん、陛下の御意向だと?それならば本人が直接来て、ブーディが欲しいから貰えないかと私に頼めばいいではないか」

「ほう、陛下が直接来れば気も変ると申すのですな」

「そうだ。だが陛下がこのような場所に来るとは思えないがな。そもそも、どこの馬の骨かわからん奴に頼みに来させる知恵しかないとは、陛下といえども、正体はたかが知れた人物のようだ」



「何ですって?私のことはどう言ってもいいけど殿下のことをそんな悪く・・・」

キレて伯爵婦人に掴みかかりそうになった私を、横からBaurusがそっと静止した。

「まて、そこで怒ってはいけない、押さえて」


「私はもう話すことはない。執事よ、部屋に帰るぞ」

伯爵婦人は私たちを謁見台に残したまま階段を下りていった。



「マイ・ダーリンは渡さないわよ、小娘。もう二度とマイ・ダーリンにちょっかい出さないで頂戴」

「待って、ちゃんと話を聞いて!Burdは必要なのよ!殿下にも、私にも必要な人なの!!」

伯爵婦人はもう耳を貸さなかった。

説得に失敗してしまった・・・もうダメだ。

Burdともう、一緒に旅をすることが出来なくなる・・・。

それが頭に過ぎった時、私はとても悲しくなり涙がこぼれそうになった。






その時、どこからか聞きなれた声が響いてきた。








「私が君達に直接お願いすればいいのか?では、そうしよう。今行くから待っていなさい」



声が聞こえたあとすぐ、謁見の間が赤い怪しい光に包まれた。








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