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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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「おや、これは・・・」



テーブルとソファが置かれている場所で、マーティンはテーブルの上に美味しそうなケーキやお菓子があるのに気付いた。

「腹が空いたな・・・友には悪いが、先に少し食べさせてもらおう」




「ふんふんふふ~ん♪」



あー、お風呂気持ちよかった!

さっきは突然マーティンにお風呂を覗かれた事に驚いて、怒ってしまった私だけど、一浴びするとすっかり忘れてご機嫌になっていた。



お風呂に入ったことで血行が良くなってお肌の艶がいい感じ。

あら、私ったらいつもより美人じゃないの、なんてね♪

笑みを浮かべて鏡を見ると、鏡の中に映っている私はどう見てもニヤニヤしていた。



ニヤニヤしてどうするのよ><


ニッコリ笑わなきゃ、ニッコリと美しく華麗に。


えっと、こんな感じよねー。



もう一度、鏡に向かって美しい(つもりの)微笑を投げかけたが、鏡の中の私はニヤけている様にしか見えなかった。



やだもー、なんで私こんな笑顔しか出来ないのよー。



お風呂場を出て、部屋を見回すと、マーティンがソファに座ってテーブルのお菓子をつまんでいた。



「まーくん、何食べてるの?」

私は側に寄って聞いてみた。

「ん?ああ、これね・・・美味しいよ。甘くて滑らかで・・・ケーキかと思ったがチョコレートらしい。これはいけるなモグモグ」



マーティンはお菓子に夢中な様子で、私に目もくれず美味しそうに食べている。

「そんなに美味しいの?」

「美味しかったよ、君も食べるかい?」

マーティンが自分はこれを食べていたんだと、テーブルの上に視線を移したので私もその視線を追うと・・・。



「食べるかって・・・それだけしかないの?」

「最初は7個ぐらいあったのだが、美味しかったのでつい食べてしまったのだ」

マーティンは悪びれることもなくサラリと言ってのけた。

可愛いハート型の箱には、美味しそうなチョコレートが一個だけポツンと残されていただけだった。



え~っ!!そんなぁ~~!!






(気になる・・・気になってしょうがない、ううむ)

Burdは二人が宿泊している部屋の扉の前で、相変わらず1人で悩んでいた。



(中で何をしているのだろうか。アレは殿下に対して失礼なことをしてないだろうな・・・それとも殿下の方がブレードの目が届かないのをいい事に変な気起こして友人にあんなことやこんなことを・・・ハッ!私はなんという失礼な想像をしているんだ。殿下がその様なふしだらなことをするはずがない。な、ないですよね?殿下(汗 )

中の様子がわからないと、どうも変な妄想ばかりが頭に浮かんでしまって参る、とBurdは頭を抱えた。

(この妄想を止めるにはやはり部屋の内部を観察するしかないだろう。スイートルームがどの様な部屋なのか知っておくべきでもありますからな。じゃ、覗いてみましょうか)



Burdは自分で無理やり納得し、周囲に誰もいないのを確認してから、音を立てないように扉をそっと開けた。

扉の隙間から部屋の中の明るい光が漏れ、目に飛び込んできた。



視界が狭くてわかりにくかったが、自分が泊まっている部屋より何倍も広く、豪華な部屋だということは嫌でもすぐわかった。

(こんな部屋に二人で泊まるとはなんと羨ましい。二人はどこにいるんだ?姿が見えないが)

どうも扉をもっと開けないと見えない壁際にいるようだ。

なんとかして姿が確認出来ないかと顔を更に近づけた時、中からMiariの怒る声が響いてきた。


「まーくんのぱかぁっ!!残してくれてたっていいじゃない!!」


(うお、あれは貴公の声!殿下に向かってパカァですと!?なんだなんだ、ケンカしてるのか?)



Burdは覗き見している自分の行為に背徳感を感じたが、好奇心の方がどうしようもないほど上回ってしまったので、これくらいいいさ、とそのまま二人の会話を盗み聞きすることにした。



「残しているじゃないか、ほら」



「残してるって一個だけじゃないの!せめて半分は残してちょうだい、私チョコレート大好きなのよ!」

「美味しかったから、つい食べてしまったのだ、すまない。本当に手が止まらなくなるほど美味しかったんだよ」

「美味しい美味しいって繰り返し言わないでよ><余計食べられなかったのが悲しくなってくるわっ」



「では食べればいいじゃないか、一個あるんだ」

「一個しかないのならいらないっ!>Д<」

食べ物の恨みは恐ろしいと言うけど、私は美味しい物には目がないので、例え相手が誰であろうと食べ物の事となると大人気なく怒ってしまうのだった。

お風呂でせっかくいい気分になっていたのに、私は一個だけしか残らなかったチョコレートのお陰ですっかり気分が悪くなってしまった。

ふて腐れて、背後にあったソファにぼむっと腰を下ろした。



マーティンは私が怒ってる理由がわかってないらしく、きょとんとしていたが、しばらくするとムッとした表情になり、私に向かって言った。

「あのな・・・今のは怒るようなことか?ぶーたれた顔するほどの事か?」



私もムッとなって言い返した。

「怒らない方がおかしいでしょ、私のぱんつは見るし、チョコレートは食べちゃうし」

「君の下着姿を見たのはワザとではない。君がお風呂があると私に言ったから見に行ったのだ。そうしたら君が早々と脱いでいただけじゃないか」

「いい湯加減のお風呂があったらすぐ入りたくなるものなの」



「そんなのは友だけだ。大体チョコレートは残っているんだからいじけてないで食べればいい」

「一個だけ食べたって美味しくないもんっ><。」

マーティンはやれやれと呟いて、自分が座っているソファの左側をポンっと叩いた。



「・・・仕方がないな。友よ、そんな離れた席ではなく私の横に座りなさい。君が隣に座ると思って私は二人掛けのソファに座っていたんだぞ」

「違うわ、チョコレートが近くにあるからだわっ>"<」

「いいから横に座りなさい、私の言うことが聞けないというのか?」

「・・・はい、座ればいいんでしょ、座れば」

私はふて腐れたままソファから立ち上がった。


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