お宝を捜し求めてBrumaまではるばる歩いてきたネコミミとスケるたん先生。
Bruma北の門に着いた頃、ネコミミはヘトヘトになっていた。
「はぁ~疲れたにゃー」
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「疲れたって~最初の元気はどこいったのよ~ネコミミちゃんまだ若いじゃないの~」
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「いやそれがですにゃ、ミーはフユージョンで平均年齢上がったせいにゃか近頃めっきり運動神経悪くなってしまいましたケ、遠出はとんと疲れますにゃ」
「え~でも~前に南の国に行った時は元気だったじゃない~」
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「あの時はまだ良かったんにゃよ。最近はずっと家で丸くなってたにゃけ、体力ガタオチしましてにゃ。素早さ下がるし、力も無くなって荷物も多く持てにゃーし、寝てもみょーに疲れが取れ難くなったにゃ。あーあ、ぬこ族らしい素早さと忍び足スキルが自慢だった昔がミーは懐かしいですにゃ」
なんとかして機敏さを取り戻せないだろうかとネコミミは嘆いた。
「じゃあ~ネコミミちゃんの素早さUPのためにアタシがコーチしてあげる~家に戻ったら特訓開始よ~」
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ネコミミはスケルたん先生を怪訝な顔をして見上げた。
「うにゃ?先生が素早さコーチにゃて?無理無理。ミーより足おっせえですにゃん」
「一言多い~人が親切で助言してあげたら素直に聞くこと~さあ~まずはお宝を探すの先決よ~」
地図が指し示していた場所はここから西のそう遠くない場所のはず。
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「えーと、こっちでしたにゃよね」
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「そうそう~そっち~」
ネコミミは真っ直ぐ道を進んでいった。
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しばらく行った所に地下ダンジョンへの入り口があった。
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「先生、これ地図に載ってたダンジョンにゃよね?」
「うん~確認しましょ~」
ネコミミは手持ちの地図と、2枚目の宝の地図を見比べた。
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「間違いありません先生!この道の形、岩の位置・・・ここですにゃ!!」
今立っている所の目の前の岩が、地図でバツ印が付けられている場所の様だ。
「すると、このでっこい岩陰にお宝が隠されているにゃね」
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「すっごい地味なトコに隠したわよね~地図がないと見つけられないわ~」
ネコミミはお宝を見つけようと、岩影を丹念に調べた。
ごそごそと手を隙間に突っ込んで捜しているとコロンと何かが地面に転がり落ちた。
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「お、おお?何か発見しましたにゃよ!今度こそお宝・・・」
ネコミミが拾い上げたそれは巻物だった。
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巻物を開くと、地図が描かれ、隅っこにバツ印が書かれていた。
「うにゃあああああぁあ!またけー!!また地図にゃー!!」
ここで宝を見つけ家に帰れると思っていたネコミミは頭を抱えて絶叫した。
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「しかも今度のは絵だけでヒントの文が描かれていないにゃー!これでもう手詰まりにゃー!」
「あ~その場所だったらどこなのかアタシなんとなくわかるわ~」
「お!先生わかるのにゃか?」
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「昔Miariちゃんと何かのクエストで行った記憶があるの~確かここよほら~」
先生は地図を指し示しながら説明した。
「ここからBravil方面へ南に下りていって、Niben川の東のルートを行った途中の川手前のトコよ~」
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「ゲェーこりゃまた遠い所ですにゃ!」
「勇者がめんどくさがっちゃダメよ~勇者たる者文句言わずにどこでもお使いいかなくちゃ~ガンバ~」
ネコミミは先生に叱咤激励され、渋々南東方向に向かって歩き出した。
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