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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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私達は随分高い場所まで登って来た。

思ったより長い道のりになっているが、Dive Rockに比べればちゃんとした道がある分まだ楽なものだ。



あの先に見える吊橋を渡れば、神像がある場所まで、あと少しだろう。




「ここからの眺めは素晴らしいな。遠くまで良く見渡せる」



後ろからついて来ていたマーティンが足を止めて、目前に広がる風景に見入っていた。

私も目をやると、遠くにImperial CityとChorrolの町がうっすらとぼやけた感じで視界に入った。

以前はこの二つの場所ばかりを行き来していたなぁ・・・。

「貴公は今ではSkingradとBrumaだけしか行かないですからな、さぞかし見ていて懐かしいでしょうな」

なんだか嫌味っぽくBurdが側で言ってきた。

「そんなことない。他のところもよく行くわよ。私が好きな場所がその二つの都市だからいつも行ってる様に感じてるだけ」

「そうですか。だったら私でなく殿下を連れ回してHassildor伯爵に遊んでもらったらどうですか」

(-"ー)・・・

うーん、怒っているというよりBurdは拗ねているみたいねえ・・・。

もういいや、こういう時は話をそらせて黙らせてしまおう。

「Burd、最近やたら伯爵の名前ばかり出してくるわね。そんなに伯爵が好きならBrumaガード辞めてSkingradガードになったら?ガード服だったら私が調達してきてあげるから(^^」

「や、やめて下さい。貴公、今私があの赤いガード服着てるの想像しましたね?冗談じゃない、他の都市のガード服着るぐらいなら裸の方がまだマシだ!絶対着ませんからな!」


しばらく行くと、目的地のDaedra神像が見えてきた。



「着いたー、ここでしばらく休憩ね」


「人が居るようですな。殿下に危害を与えるような者達でなければ良いのですが」



「ただの信者の人たちだから何もしないわよ、大丈夫」


「これは・・・」

マーティンはゆっくりと神像の方へ歩み寄った。


「Hermaeus Moraの神像か。過去、現在、未来を司り、Daedric Princeの神々の中で最も恐れられる存在・・・。資料では見たことがあるが、実物の神像はやはり違うな。Nord族を誘惑させたという悪霊の姿とはこういうものだったのか、なるほど・・・」



マーティンは1人呟き、しきりに感心しながら神像を眺めていた。

私はDaedraの神々のことはさっぱりわからない。
ただ、どうしようもなく悪趣味なことばかり指示して来る、悪戯な神々の集まりだなぁ、ぐらいにしか思ってなかった。


「お二人は元気ですなあ、息1つ切れてないとは・・・。すみませんが私はあちらの方で先に休ませてもらってていいですかね」

Burdが横から疲れた様子で言った。

「あら、疲れてたの?もう、怒ってばかりいるからよ」

「だから怒ってませんって。私の身なり見て疲れた理由ぐらい察して下さいよ。全身重装備で、戦いながら、山登らされて・・・並のNordだったらすでにへたばってます、はぁ」

「大丈夫か?気が利かなくてすまない。向こうに座る場所があるようだ。場所を借りてしばらく休もう」

マーティンはBurdが疲れている様子を気遣い、長椅子が置かれている方へ行くように促した。


周りの信者達が珍しげに私達を見ていた。



目立つんだろうなあ、やっぱり。

信者さんに話しかけ、座る場所を譲ってもらった。



「Burd、どうした?座らないのか。疲れているんじゃないのか?」

「ほら、端っこ空けて上げるからBurdも座りなさいよ」



私は横に移動して席を空けた。

「あー・・・3人で座るのはちょっと抵抗が。私はあちらのもう1つの椅子に座って休みますから、失礼」

そう言ってBurdは離れて、向こうの方へ行ってしまった。



「友よ、ずっと気になっていたのだが、彼は私を避けようとしていないか?」

Burdが歩いていくのを目で見送ったマーティンが、少し落ち込んだ様子で言った。

「そ、そんなことないわよ、殿下。そう見えたとしたらただ向こうが照れてるだけなので気にすることはないと思うわ」

うわー、やっぱり気にしてたのかぁ・・・><

「いや、無理してはぐらかさなくてもいい。彼が私を苦手としているのは薄々気がついていた。なぜ彼は私を避けている?理由を知っているのなら教えてくれないか」



マーティンは暗い表情になって俯いてしまった。

まずいなあ、Burdが殿下のイメージが違うなんてぼやいていたことをそのまま言うわけにもいかないし、どうしよう・・・。

「殿下、多分彼は身分の違いを気にしてると思うの。そういうところは考えが固いし・・・だからどうしても畏まって避けてしまう形になるんじゃないかしら」

「そうか・・・困ったな。まだ私を皇帝としては見てほしくないのだが・・・私自身、まだ環境の変化に慣れきってなくて、うろたえてるんだ。長年神父としての平穏な人生を送ってきたのに、突然、皇帝陛下の唯一の跡継ぎだと知らされて・・・ああ、このような事を君に言っては失礼だな。すまない」

「殿下、私が機会を作りますから、Burdと話してみませんか?そうそう・・・1つお願いがあるんですけど、話をする時、私が殿下をWeynon修道院にお連れした時のことはBurdには黙っててほしいの」

「話すと何かまずいのか?口外するなと言うのならそのとおりにしておくが」

マーティンは不思議そうな顔をして私を見た。

「Burdはああ見えて自分がいぢられるのが好きなのよ。私と殿下が一緒にいたと聞けば、殿下まで自分と同じような目にあってたんじゃないかって変な誤解して拗ねだすから」

「からかわれるのが好きということか?彼はそういう男なのか、ははは、意外だな、そんな面白い面があるとは思わなかったよ。任せててくれ、話さない方がいい事は口に出さないようにして上手く彼と話をしてみよう」



マーティンの顔から暗い影が消え、明るい表情に戻った。

「じゃあ、私、Burdのところに行って話してきます。殿下、しばらく待ってて下さいね」

そう言って私は立ち上がった。

口止めはしたので、さっきのように二人だけにしてまずいことになることはないだろう。



えーとぉ、次はどうやって、二人だけにして話せるよう持っていけばいいかしら・・・。

出来ればBurdからマーティンに話を持ちかけたくなるように出来ないかなあ。

私は頭を悩ませながら、Burdが休んでいる椅子の方へ歩いていった。

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