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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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「殿下に怒られたって私はかばってあげませんからな。いい機会だ、めいいっぱい怒られて、少しは日頃の行いを反省することです」



Burdは後ろからブツブツと文句を垂れながら、渋々、クラウドルーラー寺院まで同行して来た。




「やましい事した憶えは1つも無いし、殿下はそんなことで怒ったりしないわよ」

「よく言いますな。貴公をなんだのかんだの言っていた伯爵の気持ちがよくわかりましたよ。貴公が異常なほど強引だからー・・・」

「伯爵はシャイだから強気で押していかないと相手にされないのっ!それ以上余計な事言うなら、本当に服返してあげないから」



寺院の中に入ると、いつもの様にマーティンが脇目も振らず熱心に資料に目を通していた。

私が近づいても、まったく気がつかない。

「殿下、よろしいですか?私にお話があると聞いてお伺いしたんですけど」



Burdの前では平気なフリをしていたが、内心は怒られないかな?とドキドキだった。

「ああ、君か。待っていたんだ、さあ、かけてくれ」



私はマーティンの向かい側の椅子に座った。

「急かすのはすまないと思ってるが、例の解析が進まなくて困っているんだ。一刻も早く、手がかりとなるTiber Septimの鎧を見つけてきてくれないか」



そう言われて用件を思い出した。
マーティンから受けていた相談とはこのことだったのである。

「殿下、待たせてしまってゴメンなさい。すぐに行って参ります」

私は謝ってから、ふと、あの夢のことをマーティンにも訪ねてみようかと思った。

「向かう前に、殿下に聞いてもらいたい話があるの。変な話だと思われそうなんだけど・・・」



「ん?何かな。言いたいことがあればなんでも言ってくれ。気兼ねすることは何もないから」

マーティンは読み始めようとした本を膝の上に置き、私の方に顔を向けた。

私は夢の内容をマーティンに話した。



奇妙な門をくぐった先にあった不思議な島での出来事。

出合った人物のことなど覚えていることを、私はマーティンに話して聞かせた。


「・・・面白いな」

私の話を聞いて、マーティンは興味深げな表情をしながら答えた。



「俄かには信じがたい話だが、君が話した君主のSheogorathには私も気になる事がある。もしかしてその君主はDaedraではなかったか?」

「そうよ、なぜわかるの?」

「Sheogorathなら私も知ってる」

「ええーっ!!」

マーティンは私の驚き方がおかしかったのか、少し笑いながら種明かしした。

「何も驚くほどのことはない。Daedra教に精通している者なら誰だって知ってる名前だからね。SheogorathはDaedraの神々の1人の名前だよ。Kvatchから出ることがなかった私は直接見たことは無いが、Sheogorathの神像がBravilの近くにあったはずだ」



地図を見せてごらん、と言われ机の上に地図を広げると、マーティンは神像がある場所を示した。

そういえば、その辺りに悪戯好きのDaedra神像があった。

行った事はあったが、さすがに名前までは覚えていなかったのだ。



「君が見たSheogorathと容姿は似ているようだが、同一人物かとなると違うだろうな。だが、実に興味深い内容だ。話してくれて有難う、私はその話を信じることにするよ」



けなさずに聞いてくれただけでも嬉しいのに、まさか信じてくれるなんて私は思いもしなかった。

マーティンはにこやかな表情で私を見ている。

長くおかしな夢をずっと見ていた影響だろうか。
やけにその笑顔が可愛く見えて仕方がない。

自然と、ある考えが私の中に浮かんだ。

「もう1つお話が・・・とても個人的なお願いなんだけど、出来ることなら承諾してもらえないかしら」

私はマーティンに、ある「相談」を持ちかけた。

その話を伝えると、初めは当惑していたようだったが、なんとか聞き届けてもらい、返事を貰うと私は席を立った。



「気をつけて」

マーティンは笑顔で見送ってくれた。


「殿下に怒られましたか~?」



話が終わって外へ出ようとするとBurdが嬉しそうに側に戻ってきた。

「全然?期待を裏切って悪いわね」

「なんですと?では今長々と話していたのはなんだったんだ。てっきり説教されているとばかり」

「世間話よ。こう見えても私は殿下と仲が良かったりするワケ」

「それは意外ですな。私は正直言って、マーティン殿下は苦手で・・・敬意はもちろん表していますが、なにかこう近寄りがたい雰囲気の方なので、貴公みたく軽々しく話しかけることなど出来ません」

「それ考えすぎじゃない?話してみると面白いわよー、意外な事を詳しく知ってたりするんだから」

「そうですか。でも私が直接殿下と話す機会はないですから、気にすることはないでしょうな」


「そうね、じゃあ、準備して行きましょうか。これ以上殿下を待たせたら申し訳ないわ」



まだ朝の早い時間で、外に出ると周囲は誰もおらず静まりかえっていた。



とても空気が澄んでいて気持ちがいい。

天気も良さそうなので、気持ちよく目的地に向かえそうだ。

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