「酔ったタヌキが加わったところで怖かなんかねー!RC団の意地見せてやるー!」
「私はタヌキではないッ!発言を撤回しろ!!タヌキはひょうきん者で愛らしいが私は断じてタヌキではない!」
マーティンが憤慨しつつ2人と戦っているのをBurdが援護しながら叫んだ。
「そうだ、撤回した方がいいぞ!早く撤回してくれ!おかげでますますタヌキにしか見えなくなってきたじゃないか!」

「止めてって言ってるのに・・・」
彼らは自分をかばって喧嘩に発展したとわかっているが、店内をメチャクチャにしてまで暴れてもらっては元も子もない。
[0回]
「まーくんも、Burdも皆勝手なんだから・・・っ」
Miariは戦闘の構えをとった。
「はぁぁぁぁッ!!!」「やー!」
「めー!」
「なー!」
「さいーっ!」
「何であなたたちこんなに乱暴なの!?みっともないケンカはもうお終いよっ!」

暴れていた4人はMiariに一瞬のうちに倒されてしまった。
「乱暴なのは貴・・・いえ、なんでもありません。貴公を女らしいと思ってしまった自分が恥しい(哀」
「Burd、一言多いわよっ><ほら、怪我したわけじゃないんだから早く起きてよー」
「くそ、なんだったんだ、今の嵐の様な攻撃は・・・」

気がついたダークエルフ男は頭を押さえながらヨロヨロと立ち上がった。
女のクセになんて奴だ、仕返ししてやると後ろを振り向くと、3人掛りでも倒せなかったNord男まで床に突っ伏しているのを見て彼は仰天した。
(なんだこりゃ!こいつが倒したのか!?この女が男4人を一瞬のうちに倒したのか!?ヒィィィ!!)

なんて恐ろしい女に自分達はちょっかいをかけていたんだと彼の心臓は縮み上がった。
彼女は自分が倒した男2人に一生懸命、大丈夫?と声をかけている。
ここにいたら命がいくつあっても足りないと直感した。
「ちくしょー!憶えてや・・・いや憶えないで!忘れていいです!どうもすいませんでしたーーー!」

ダークエルフ男は気を失った仲間の襟元を掴み、引きずって慌てて逃げていった。
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