召喚され部屋に呼び出されたスケルたん先生。

「はーい~呼んだ~?Miariちゃんひっさしぶり~」
・・・・・
「って、アラ~?どこ行ったのよ~居ないじゃない~。誰が呼んだのかしら~ゲッ、これってもしかして間違い召喚~?」

「コホン」
「ん~?」
「先生、先生。ようこそおいでませにゃ、お待ちしておりましたにゃ、へへ」

「ギョ、猫娘じゃない~。なんでアナタが居てMiariちゃんが居ないのよ~」
「にゃんでかって?そりゃ先生呼んだのミーだからにゃ」
「ど~どうやって呼んだのよ~!」
「退屈な時はスケルたん先生呼ぶのがいいわよって、姉御に先生の召喚番号こっそり教えてもらったのにゃ」

「ゲー、なんですってぇ~~!そんなこと勝手にされたら召喚雇用契約違反で減給処分になったりするから困るのに~Miariちゃんはどこにいるのよ~お説教するからつれて来なさいよ~」
「姉御は狸おっさんとこ遊びに行ってしまったままにゃよ。この家はミーととらきちしか居ないにゃ」
「あらあら、Miariちゃんも相変わらず恋に忙しい女なのねえ~少しは彼らと進展あったのかしら~」

「ミーには話さにゃいけど、何かあったとミーは見てるにゃ。もしかしたら一緒におねんねする仲になってたりしてにゃ・・・」
「アラマア!( ゚Д゚)それは骨仲間に話さ・・・でも~どこか子供っぽいMiariちゃん~一緒に殿下と居たとしても~眠れなくてひつじたんを数えるとか可愛いことやってそうな気がするけど~」

「大好きなおっさんと二人きりの部屋で『ひつじたんが一匹ひつじたんが二匹』ってのん気に数えるのにゃけ?ありえにゃい~先生も想像力がまだまだ貧相だにゃ」
「ま~よく言うじゃない~だったらアナタはどういうのを想像してるわけ~?」

「ミーの妄想はすごいにゃよ?あの二人はああ見えて大人の男女にゃ。大の大人が二人っきりですることと言えば、アレしかないにゃ・・・にゃんにゃん」
「な、なに~言ってごらんなさいよ~(ドキドキ」
「野球拳にゃ」
「野球拳?」「アウト!セーフ!よよいのよい!で、じゃんけんして負けた方が服を一枚ずつ脱いでいく大人の遊びにゃ」

「ヤダ~!それでMiariちゃんが脱がされるワケ~?」
「にゃにゃ、姉御を脱がすのは大変にゃよ。すっげい着込んでるからにゃ。しかも姉御はじゃんけんは滅法強いのにゃ」
「ゲ、じゃあ脱がされるのは~・・・」
「一方的に狸おっさんに決まってるだにゃ」

「
『私ばっかり勝っちゃってゴメンネ、まーくん。てへっ』なんて言って~ニヤけてるMiariちゃんの顔が目に浮かぶようだわ~大人の遊びねえ~すっご~い~」
「先生、まだまだ序の口だにゃ。次はもっと凄い遊びを二人はやるに違いないにゃ」
「ゴクリ・・・なになに~?」
「お代官と娘ごっこにゃ」「アラアラ~殿下がお代官で娘がMiariちゃんなのね~きゃ~ヤラシ~」
「違うにゃ。おみゃー、まだまだ姉御のことがわかってないにゃ。お代官が姉御で娘っこがおっさんにゃ」
「まーくん~漣へっへっへ良いではないか良いではないか」
「お止め下さいお代官様~ははは☆」「姉御も姉御にゃけど、狸おっさんも心の中ではノリノリで歳甲斐もなくはしゃいでるに違いないにゃ~」

「なんて如何わしい遊びに興じているえげつない二人なのにゃ~~~~」
「あの~そういう中途半端な大人の遊びを妄想してるネコミミちゃんの方が~えげつない気がするんだけど~」
「にゃにゃ、そないにゃことしてるから長い間姉御帰って来ないんにゃよきっと。お代官遊びよりもっとすげい遊びに夢中になってたりしてにゃ」
「そうね~他人から見るとしょうも無いことやってるんじゃ~ないかしらね~あの人たちも平和ねえ~」
「先生、ミーは外に遊びに行くから先生も一緒にくるにゃ」

「へ?急になに~あ~いいわよ~」
「待って~アナタ足が速すぎるわ~ゼエゼエ」

「先生が遅すぎるだけにゃよ。見た目は軽そうなのに足おっそいのにゃね」
「んもう~酷いこと言うわね~これでも生前は盗塁女王って名を馳せたこともあるのよ~」
「着いたにゃよ。ここはミーのお気に入りの湿原なのにゃ」

「あら~湿原っていう割には景色もすっきりして爽やかだし~寛げそうないい場所じゃない~」
「かわいいねずみっこもわんさか居る天国にゃ・・・ジュル」

「はしたないわね~ヨダレ垂れてるわよ~」
「しっつれー。奴ら、すばしっこくて捕まえられないのが残念にゃ・・・」
「ねえ~ネコミミちゃんは寂しくないの~Miariちゃんが居ない間はずっと家に1人で篭っているんじゃない~?」

「そうでもないにゃよ?近頃は買い物に出かけたり、近所の人と井戸端会議なんてこともしてるから楽しいにゃ」
「でも~本心はMiariちゃんと~遊びたいんじゃないの~」
「・・・今の姉御には何を言っても無駄にゃってわかったんにゃよ」
「あら~どうしたの~?随分物分りよくなっちゃって~」
「今の姉御の目は恋する戦乙女の目になってるにゃ」

「・・・姉御が幸せならミーも幸せな気分になれるって気づいたのにゃ、それに・・・」
「それに~?」
「おっさんたちと遊ぶのが楽しくても、疲れたら必ず家に帰ってくるってわかってるにゃから、ミーは寂しいとは思わないのにゃ」
「へえ~大人になったわね~」

「ミーは大人にゃよ?しかも熟女にゃ」
「ハイハイ~熟女ね~そうは見えないけど~あ~もう時間がないわ~また何かあったら存んでちょうだいな~すぐにくるから~バーイ~」
「にゃ、またにゃ~スケルたん先生」
「姉御は今頃どこをほっつき歩いているのかにゃ・・・」

「疲れたらいつでも帰って来てくれにゃ~いつでも温かいご飯すぐに用意できるよう準備してるにゃよ。それまでおみゃーの家はミーがしっかり守っておくからにゃ」
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