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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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寺院の階段を下りていく途中、Burdが急にマーティンの方に振り返り、唐突に質問した。

「マーティン殿下、恐れながらお聞きしたいのですが、なぜそのお姿なんですか」

「これか?我が友がくれた服だが、似合わないか?」

「いや、そういう意味で訪ねたのではなくてですな、その身なりで行動するのは少々目立ち過ぎるのではないかと・・・」

「特に意味は無い。外に出るならこちらの方が暖かいから良いと思って着ただけだ。気にしないでくれ」



「・・・お二人でSkingrad伯爵に会いに行って見られてはどうでしょうか。きっと的確な言葉でお迎えしてくれると存じます」

「ほう、どのような言葉なんだ?」

「いやぁ、礼儀正しい私の口からはとても殿下には恐れ多く、発言できる言葉ではございませんw」







Burdはうやうやしくマーティンに敬礼して後へ下がり、私の方へ振り向いた。

「あー貴公、さっきから気になっていたんだが」

「なに?」

「殿下をまーくんと呼ぶのはやはりあんまりだと思います。普通の方ではないのだから愛称ではなく殿下とお呼びしなさいよ?」

「そう言われればそうだけどぉ、まーくん何も言わないし」

「殿下、貴方はどうなんですか?」




「敬称のことか?普通にマーティンで構わないが」

マーティンのあっけらかんとした返事にBurdはたじろいだ。

「は?何をそんなのん気な・・・おっと失礼、皇帝陛下の御子息の貴殿がそんな庶民的な事をおっしゃられては困ります。我々は殿下を呼び捨てする訳にはいかんのですよ。ちゃんとした答えをお願いします」



「そうだな・・・私はまだ「皇帝」になるつもりはないから、敬称はなんであろうと気にはしないよ。好きなように呼んでくれ。今までのように神父でも構わないし、イケメンでももちろん構わん、まあ、どうでもいいと思ってる」




私達三人は、気まずい雰囲気のまま、Septimの鎧がある廃墟へと向った。



なぜかBurdはマーティンのことなどお構いなしといった様子で、先に1人でスタスタと歩いていく。

理由はわからないが、どうもマーティンと顔を合わせたくないような感じだ。

「彼はどうかしたのか?あれから一言も口をきかずに先を歩いているが」



マーティンも、その様子が気になっていたのか、そっと横から訪ねてきた。

「慣れない護衛できっと照れているんじゃないかしら。知らん振りしてても何かあれば、すぐに対応はするでしょうから気にしないでね」

「そうか、それならいいんだが」


Burdはまったく振り向きもせず、先を行くので、私は後を追いかけこそっと尋ねた。

「ちょっと、なんで無視してるのよ。失礼でしょ」



「・・・放っといて下さい。今は殿下と顔を会わせたくないんですよ」

眉間にシワを寄せていたBurdはひそひそとマーティンに聞こえないように答えた。

「どうしたのよ、殿下相手にそんな態度取るのはまずいわよ」

私がなだめるとBurdは渋々打ち明けてきた。

「殿下と話すとどうも彼に抱いていたイメージが崩れてきて・・・。まあ、あれだ、貴公と同じですよ。第一印象は良かったのに、長くいると欠点が見えてきて幻滅する部分が出てきたというか」

「欠点なんてそんなの誰だってあるでしょ。それに私に文句があるのならはっきり言いなさいよ」

私が喰いかかるとBurdはぼそっと言い返してきた。


「文句ならさっき言いました」


それを聞いて私はきょとんとした。

「え、いつ?何て言ったの?」

「寺院の中で貴公がマーティン殿下と話していた時に言いましたよ。私も鬱憤が溜まっていたようでついポロッと。貴公は気がついてなかったようですがね」



「ええっ?Burd、もう一回それ言ってちょうだい!何て言ったのか気になるじゃない」

「いいんですよ、もう。言った直後、大人気なかったと後悔したし、聞き流してくれてほっとしたんですから」

そう言われると何と言ったのか逆に気になって仕方が無い。
しかしBurdは、もうあんなことは言いませんから、と小さな声で断り、それに関してはもう口を開きそうになかった。

「殿下の護衛の役はちゃんと勤めるから、そちらの方は心配しないでくれ。ほら、我々が無駄話をしている間に殿下が先へ行ってしまいましたぞ」

振り返ると、いつの間にかマーティンが先を歩いていた。



私は慌てて後ろから追いかけた。

しばらく進むと、森林ガードらしき二人組が何か相談していた。

何を話しているのだろうと側に寄ると、いきなり注意された。



彼らの近くには一頭の牡鹿が鼻を鳴らしながらじっとその場にたたずんでいた。

近くに寄っても逃げる気配がない。



「ねえ、この鹿、あの人たちのペットかしら」

「そんな訳ありません。この辺りの鹿は人馴れしているのが多いですから、偶々ここに居ただけですよ」

いつもこの辺りを通る時、弓を持ったガード同士が撃ち合って喧嘩しているのを時々見かけることがあったが、あの時のガードが彼らなのだろうか?


今どのあたりにいるのか、現在地点を地図で調べてみた。



目的地のSancre Torはまだかなり先にある。

「閣下、この辺りはそんなに危険なモンスターはいないんだけど、ここから先は何が起きるかわからないから、念のためにBurdの側にいて下さいな」



「ああ、心がけておこう。だが、私もある程度自分の身を守る術ぐらいは心得ているから、そう神経質になることは無い。気楽に行こうじゃないか」

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