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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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ぽりぽり・・・



私は、無意識に自分で頬を指でかきながら眠りから覚めた。

ふわぁ・・・えーと、ここどこだっけ?

私は体を起こし、周囲を寝ぼけ眼のまま見渡した。

当たり前だが、そこはいつもの見慣れた自分の部屋のベッドの上だった。






夢を見ていた。

見たこともない島で、いろんな遺跡を探検したり、変わった街を歩いたり。

あ~、楽しかったなあ。



立身出世までしてしまった、途方もなくスケールの大きい夢だった。

でも、随分長い夢だったわね。
一ヶ月分ぐらいの長さだった感じがする。

それに夢にしてはやけにリアルだった。




はっきりしない頭でぼんやりと夢の余韻に浸っていると、下の階から、コトッと何か物音がして私は我に返った。

うわ、まさか泥棒?

何かあれば下にいるとらきちがすぐに教えてくれるはずだけど・・・静かね。

なんだか気になったので、下に降りて確かめることした。



ドロボーだったとしても怖くないわよ。
素手でだって私は十分強いんだからッ!

でも、やっぱり怖いなあなんて内心ドキドキしながら、1階に降りていく途中、廊下に一枚の額縁が置かれているのに気が付いた。


あら、こんな所に私、絵を置いていたかしら?

絵をよく見ようと覗き込んだ私の目は、絵に釘付けになった。



これは・・・

私は目を疑った。


額に収まった絵の中に、夢の中で会った人物が描かれていた。



なぜこんな物がここにあるのかわからないが、私は夢で見たことが、本当にあったことのような感じがしてきた。

あの島は実在・・・する?




私はBrumaに向かった。

島に向かう夢を見る前に最後に会ったのはBurdだったので、話せば何か手がかりが得られるかもしれないと考えたからだ。



「・・・という訳で、夢だったとはとても思えないのよ。何か心当たりない?例えばどこかに奇妙な門が出現したとか」

Burdは黙って私の話を聞いていたが、呆れたような表情で私を見ながら言った。

「貴公の夢の手がかりになるようなことは何も私は聞いてませんな。よく出来た夢を見ただけでしょ。大体、絵以外に何もその島に関する物が無いんじゃ仕方がない。この地にはない剣や鎧の証拠の1つでもあれば貴公の言うことを信用できますがね」

信用してもらえないのも無理はない。
本当に絵以外の証拠は何もなかった。

「それにですねえ、そもそも貴公と最後に会ったのはいつか憶えてます?昨日ですよ昨日。家に帰ってすることがあるからって私にBrumaで待機しておけと言ったの貴公でしょうが。そんなことも憶えてないからHassirdol伯爵にアフォだの言われて嫌われるんですよ」



なんだかBurdがどことなく冷たい。
なぜだろう??

「あのね、言っとくけど伯爵には嫌われてなんかないから。確かに昨日だったかもしれないけど、なんとか島には行ったような記憶があるのよ・・・特命課長からなんたら都市の統治者に出世したような・・・」

後のほうはもごもごと独り言のつもりで言ったが、Burdは目ざとく聞き逃さなかったらしい。

「貴公、妄想もいい加減にしなさいよ。一日で一ヶ月の旅をしてきたなんておかしいこと言いだしたと思ったら、今度はなんですか、課長から市長になったとまで言いだしましたか。そんな上手い話がどこにあるというんですか。貴公が市長になった暁には市民全員貴公の影響で変な人だらけになるのは間違いないでしょうがね!」

Burdはなぜか怒っているようだ。



「何怒ってるのよ。そこまで言わなくてもいいじゃない」

「怒られるのが嫌なら服を返しなさいよ。貴公のお陰で私は部下どころか伯爵夫人にまで白い目で見られて困っているんだぞ」

「服?」

「私のガード服ですよ。まさか忘れていたとか言わないでしょうな?!」



すっかり忘れていた。

私のガード服コレクションの為にネコバ・・・いや借りていたんだった。

「あれは自宅に置いたままで今持ってないのよ。ねえ、ガード服だったらそこの棚に2着置いてあるじゃない。それを着ないの?」



私は棚に置かれているBrumaガードの鎧を視線で示しながら言った。

「それは隊員のだから私が着ることは出来んのですよ。だから貴公が盗った服を返して貰わないと本当に困るんですっ」


え~?(>ε<)

隊長のも隊員のも同じ服に見えるから別にいいと思うけどなあ。

各個人の名前が入ってたりするのかしら。


「わかった~服はちゃんと返せばいいんでしょ。それまでその鎧でいてちょうだい。一言いわせてもらうとね、そっちの方がガード服より似合ってるから着ていて貰いたいのよ」



私はいじけたフリをしてBurdに背を向けたまま言った。

夢の話なんてするんじゃなかったわ。

「何でいじけているんですか、いじけたいのはこっちの方なんだ。似合うだなんて言って褒めてるつもりでしょうが、その手にはのりませんぞ。・・・ったく、今日は諦めますが服は必ず返して下さい。いいですね!」

Burdは、この場はとりあえず諦めてくれたようだ。

溜息をついてしばらく黙っていたが、何か思い出したらしくまた話し出した。

「そういえばマーティン殿下が貴公に訪ねたいことがあるとおっしゃられてましたぞ。貴公に頼んでいたことがあってその件のことで、と」

「殿下が?えっと、頼まれていたことって、何だったっけ?」

「私に聞かれてもわかるわけないでしょうが。というか、まさか貴公、殿下に頼まれていた大事な用件を忘れていたなんて無礼な・・・」

「お、憶えているわよっ!でも自信ないから確かめに行くわ。Burd、貴方も一緒に来なさい」

「なぜ私が同行しなきゃならんのですか。どうせ殿下から忘れていたことを咎められるのが目に見えているんですから一人で行きなさいよ」

「・・・隊長、ついてこないと一生その格好で居てもらうわよ」

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