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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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暗く、足場の悪い地下通路を辿りながら、先へ向かう。

途中、ネズミやゴブリンに襲われたが、撃退するまでやけに時間がかかった。

動きが鈍くなり、武器も重く、素早く振り回せない。

私ってこんなに弱かったかしら・・。



途中で鉄鎧を見つけたので、囚人服を捨ててそれに着替えた。

長い通路を抜けた先の壁に穴があいていて、くぐると別の場所に出た。

降りて下の方を覗くとブレードと陛下の声が聞こえてきた。



「お急ぎ下さい、陛下。追っ手はすぐそこまで迫っているのです」

「わかっている、だが少し休ませてくれ・・・」

上から覗き込んでいた私にブレードが気付いて叫んだ。

「おい、なぜあの女が付いて来ている!」



「いったいどうやって!?いや、今はそんなことより我々は陛下を安全な場所までお連れするのが先だ。さあ、参りましょう陛下!」

3人は先へ進もうとしたので慌てて叫んだ。

「待って、私も一緒に行く!」


私が飛び降りて近づくとブレードが警戒して剣を構えたが、陛下が待て、と制止した。

「この者は敵ではない、我々にとって必要な人物だ。さあ、一緒に行こう」

「陛下?・・・わかりました、そう仰られるのなら我々は従います。おいお前、少しは役に立てよ」



Baurusは私に松明を手渡した。

明かりの役ぐらいしろ、ということだろう。


先へ進む度、暗殺者はどこからともなく幽霊の様に出現し、襲い掛かってきた。

ブレードは皇帝を護衛しながら進んだが、やがて行き止まりに追い込まれた。

「く、罠だったのか?Baurus、なんとしても陛下をお守りしろ!」

「ここでお待ちを、陛下!」



追ってきた暗殺者から陛下を守るため、ブレードの二人は私を側に残したまま通路を引き返した。

「・・・」

陛下はもう観念してしまったのか、うつろな顔をして剣を抜こうともしなかった。



「私の命はもうここで尽きる。夢ではそうだった。私に未来はないが、そなたにはある。光に照らされ、破壊の王を倒すそなたの姿が見える・・・」

「なぜ、簡単に諦めるの!?私があなたを助けるわ!」

「いや、無理だ。私にはわかっている。どうかこのアミュレットを受け取ってくれ。そしてジョフレに渡すのだ。彼は私の息子を知る唯一の人物だ」

陛下は私に王のアミュレットを手渡した。



「わかりました。ジョフレにこれを渡してマーティンの所へ行くわ、だけどお願い、諦めないで!」

私の言葉に陛下は驚いた顔をした。

「なぜそなたは息子の名を知っている!?存在は隠され、名を知っているのは私とごく一部の者達だけだ」

どうしよう、どういえばわかってくれるかしら。

「ええと、それを話すと長くなるんです><つまり知ってるのは一緒にいたからー・・・」

「そうか・・・息子と一緒に居てくれたのだな」



すっと陛下の顔が和らぎ、息子のことを案じている父親の顔付きになった。

「ありがとう。最後にそなたに会えてよかった。どうか息子のことを頼む、そしてー・・・」

陛下が私に何かを言いかけた時、暗殺者が襲い掛かってきた。

「下がって!!」



私は剣を抜き、陛下をかばって暗殺者を攻撃した。

その暗殺者を倒した瞬間、体が硬直し、隠し扉から現れた別の暗殺者が皇帝に飛び掛り、剣を胸に深々と付き立てるのを私は目の前で見せ付けられた。



「いやあああっ!!」

陛下が地面に崩れ落ちた後、呪縛が解け体が自由になった。

半狂乱になって叫びながら私はその暗殺者に剣を付きたてていた。





「ごめんなさい、ごめんなさい・・・助けられなかった・・・」



「君のせいではない、我々の、いや俺の責任だ。陛下をお守りするブレードでありながら、陛下も皇太子も守ることが出来なかった」

戻ってきたBaurusは皇帝陛下の遺体を悔しそうに見つめて言った。

私は歯がゆくて仕方がなかった。

隠し扉から暗殺者が飛び出してくるのはわかっていたのに、暗殺を止めることは出来なかった。

「おや、王のアミュレットが見当たらないがどこだ?陛下が持っておられん」



「・・・私が預かってる。これをジョフレに渡してくれって頼まれたの」

「ジョフレ?陛下がそう仰ったのか?なぜだ」

私はBaurusに皇帝陛下にはもう一人息子がいることを話した。

Baurusはそれは初耳だと言った。

私は奇妙な気分だった。



Baurusがマーティンのことを知らないなんて・・・。

「君は見かけによらず度胸があるな。それに、さっきから見ていて思ったが、戦い方を心得ている。いったいどこから来たんだ?何かのギルドに所属していたのか?」

「私は・・・」



私はどこから来たんだろう。

クラウドルーラー寺院から来たなんていっても、信じてもらえる訳がない。

「遠くよ・・・すごく遠いとこ」

私はそれだけ答えた。



「ふむ、そうだったか。俺も君みたいな姿のエルフは初めて見るから遠くの国から来たんだろうと思っていたんだ」

Baurusは懐から鍵を取り出して私に渡した。

「これを使ってこの先にある扉を開けるんだ。その先は下水道に続いていて帝都の外に出られる。なるべく急いでジョフレの所へ向かってくれ。絶対にアミュレットを敵に奪われないようにな」

「貴方はどうするの?」

「俺はここに残って陛下のご遺体を守り、君の後を奴らが追ってこないように見張っておく。さあ早く行くんだ、ジョフレに会ってアミュレットの後継者である陛下のご子息を捜し出してくれ」



Tarosよ、この者をお守りください、とBaurusは私を送り出した。

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無題
hao
データが消えてからの繋ぎがこんなにうまいなんて・・
この先の展開がとても気になります!
2009/06/23(Tue)14:32:25 編集
無題
Miari
haoさんこんにちは!
基本の設定にオリジナルの設定をこじつけるのは結構得意なんですよ^^
あとは脱線しないように最後まで書けるかな・・・。
2009/06/23(Tue)16:56:21 編集
無題
つやつや
ここ、形見の刀をボッシュートされて切なかったです(ノ∀`)
2009/06/23(Tue)20:07:24 編集
無題
Miari
>つやつやさん

うん、なんで没収されなきゃならないんだろうと思いました。
特に攻撃力ある訳でもないし、後半でこの刀が出てくることってあったっけ。
2009/06/23(Tue)21:09:16 編集
無題
つやつや
あ、漢字間違えてた。イヤーン!
後半も出てくることはなかったんじゃないかしらん。
刀よりももっと貴重なアミュレットを預かったりするのにねぇ。。(´∀`)
この刀の持ち主の人も「アーン、カコイイわ♪」とか思ってたら
すぐあぼーんでそれも切なかったでござる。
(´・ω・)
2009/06/23(Tue)22:01:13 編集
無題
Miari
あ、こっちで漢字直しておきますねー。

Baurusがどこかに飾ると言ってたので、飾るのかなって思ったら、寺院のどこにもないみたいだし。
MODで作れってことかしら。
綺麗なブレード隊長だったのにあっという間に死んでしまう運命がお気の毒です。
2009/06/23(Tue)22:36:43 編集

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