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腐女子playerのoblivionプレイ日記とMOD考察ブログ。
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「自分はすっかり酔いは冷めましたが、殿下はまだまだみたいですな」



私は、歩けなくなったマーティンをBurdに背負ってもらいホテルへの道を戻っていた。





「Burd、ごめんね、いつも貴方には面倒かけてしまって」

私が謝ると彼は愛想笑いのような笑みを少し浮かべて返したが、すぐに表情を曇らせてしまった。



「怒ってるの?」

「・・・怒ってないですよ」

「言いたいことあるなら言っていいのよ。貴方には迷惑ばかりかけてて本当にすまないと思ってるし」

マーティンは眠ってしまったのか、私達の会話に反応する様子はなかった。



「いえ、迷惑だとかそんなことは少しも思ってないんです。ただね、殿下の普段の姿とは大違いの姿を見てしまったでしょ。それで戸惑ってしまって・・・」

お酒が入ったマーティンの変容ぶりはBurdにとってはかなり衝撃的だったのだろうか。

「それだけBurdに心許してくれてるってことじゃない?まーくんは貴方のことを友達だと思ってるし、見せたくなければ最初から飲みに誘うなんてことしてくれないわよ」

「友人・・・それは光栄ですが、殿下という立場の方なのですからもっと毅然とした態度をとってほしいのです。貴公、私が背負っているのは本当にマーティン殿下ですか?どこかで取り違えてたりしませんかね(汗」



いつの間にかホテルのすぐ近くまで戻って来ていた。

「Burd、もう少しだから頑張って」

「ふー、見た目と違って結構重いですな殿下は」


部屋の中に入ると、Burdはマーティンをベッドまで運び、よほど重たかったのか、ドサッと落とすように寝かせてしまった。



体を動かし枕に頭を寝かせてもマーティンは気が付く様子はなかった。

「貴公・・・この方は本当に皇族の血を引いていて皇帝になる人なのですか?」

Burdはマーティンを見下ろしながらはぁ~と溜息をついた。



「Burd、まーくんのこと呆れてるの?・・・嫌いになった?」

「正直に申しますと、呆れてます。でも嫌いになったワケではないですよ。人として前よりも好きになりました。ですが、皇帝になるお方として考えると・・・まだまだ未熟といいますか、もっと自分の立場をしっかり自覚してもらいたいのです」

Burdは不満そうだったが、私は逆だった。

「私はこれでいいと思うわ。立場にそぐわない行動だったかもしれないけど、まーくんも普通の人なんだって安心しちゃった」

「安心する?なぜです。どう見てもただの酔っぱらいですぞ。そこらのおっさんと変わらないじゃないですか。だらしない姿を見てもアナタ幻滅しないんですか?」



「前だったら・・・カッコ悪いなあってガッカリしたかもしれない。でも、許せちゃうのよ。さっき・・・怒鳴られたのが辛くて私逃げ出しちゃったけど、今だったら同じことが起きても、私は逃げずに受け入れられるわ」

私の中で何かが前と変わっていた。

眠っているマーティンを見ていると、とてもいとおしくなってきて、この人の為なら何でもしてあげたい、この人の為なら何でもやれる、という不思議な力が湧いてくるの、とBurdに話した。



「ああ・・・なるほどね。貴公はそこまでこの男に惚れこんでしまったのですな」

Burdはもう重々わかってはいたんですがね、と苦笑した。

「貴公、これからどうするのですか?」

「まーくんもこの調子じゃ朝まで起きそうにないし、もう寝るわ」

「あの・・・寝るって、どこで?」

「ここしかないじゃない、ベッドは1つしかないのよ」



私がマーティンが寝ているベットを指差して言うと、Burdは驚いた顔をした。

「えぇええ!殿下と一緒に寝るんですか!?」

「まーくん寝てるんだから大きな声出さないで!Burd、いろいろありがとう。まーくんは私が介抱するから、貴方は部屋に戻ってゆっくり休んでいいわよ」



「え、ちょっとお待ちを!待ってください!私もここに・・・!」

「ダメよ><この部屋は2人の契約で借りたんだから3人で泊まったら怒られるわ」

「しかし、私が部屋を出たら貴公と殿下で2人っきりに!危険です!」

「何が危険なのよ><変な心配しないで、今のまーくんが何か出来るわけないでしょっ」



「殿下は何も出来なくても貴公が何かやらかすかも・・・・」

「私が何をすると言うのよ!んもー!疲れたから早く眠らせて、お願い!」

Burdはなかなか部屋を出て行こうとしなかったが、本当に寝るだけだと言い聞かせると、渋々部屋から出て行った。




Burdには悪い気がしたけど、私は早くマーティンと2人きりになりたかった。

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